きみを想う
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「なぁ〜、楊戩」
「なんでしょう、武王」
この気の抜けた呼びかけは仕事ではないな、と勘付く。
今は周公旦くんが席を外しているから、手は仕事をしていても口は別の事をしたいのだろう。まあこの数時間働きづめだったから仕方ない。
「リアルな話、不老不死っつう長い年月を同じ奴と生きるって飽きねえか」
武王の側に居ることが多い為、なんだかんだで世間話になるのはザラなのだけど、ここのところ話題がプライベートな域だ。話せる範囲でだけ、話しているけども。
「そうですねぇ……時間の感覚がおかしくなるようなのであっという間に年月が経っていたというか」
僕は筆を止めずに、ありきたりな返答をした。
「馴れ馴れしくなっていって、つめたくなったりしねぇの?」
僕は武王ほど女性関係を結んだことがないから、正直なところ上手にいえないんだけどねぇ……。
[華依]と関係がある前は女性が側にいなくても平気に過ごしてきたわけだから。
「それは、仙道ではない人々も含めての各々の性格ではないでしょうか。僕は感謝も謝罪もできないようなひととは一緒にいられません」
とかカッコいいこと言いつつ[華依]にはどうしても甘いけれどね。
「なんだ、もしかして何百年生きようがひとって変わらねえのか」
「だと思いますよ」
「にしても楊戩って、一途だよなぁ…」
そう呟いた武王に僕はいいかげん仕事を再開するよう促した。
一途か
まあ、聞こえのいい都合のいい言葉だ
彼女ほどの女性に出会うとは思わなかったから、僕はこの想いを困惑していたことがある。
でも、想いのすべてを認めたときこの言葉しか浮かばなかった
僕は、きみの為ならなんでもできる。
僕は妖怪だからわからないけど、人間もこんな風にひとを想うのだろうか。
「なんでしょう、武王」
この気の抜けた呼びかけは仕事ではないな、と勘付く。
今は周公旦くんが席を外しているから、手は仕事をしていても口は別の事をしたいのだろう。まあこの数時間働きづめだったから仕方ない。
「リアルな話、不老不死っつう長い年月を同じ奴と生きるって飽きねえか」
武王の側に居ることが多い為、なんだかんだで世間話になるのはザラなのだけど、ここのところ話題がプライベートな域だ。話せる範囲でだけ、話しているけども。
「そうですねぇ……時間の感覚がおかしくなるようなのであっという間に年月が経っていたというか」
僕は筆を止めずに、ありきたりな返答をした。
「馴れ馴れしくなっていって、つめたくなったりしねぇの?」
僕は武王ほど女性関係を結んだことがないから、正直なところ上手にいえないんだけどねぇ……。
[華依]と関係がある前は女性が側にいなくても平気に過ごしてきたわけだから。
「それは、仙道ではない人々も含めての各々の性格ではないでしょうか。僕は感謝も謝罪もできないようなひととは一緒にいられません」
とかカッコいいこと言いつつ[華依]にはどうしても甘いけれどね。
「なんだ、もしかして何百年生きようがひとって変わらねえのか」
「だと思いますよ」
「にしても楊戩って、一途だよなぁ…」
そう呟いた武王に僕はいいかげん仕事を再開するよう促した。
一途か
まあ、聞こえのいい都合のいい言葉だ
彼女ほどの女性に出会うとは思わなかったから、僕はこの想いを困惑していたことがある。
でも、想いのすべてを認めたときこの言葉しか浮かばなかった
僕は、きみの為ならなんでもできる。
僕は妖怪だからわからないけど、人間もこんな風にひとを想うのだろうか。
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