そわそわしてしまう季節
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1月下旬。街の中がバレンタインに染まってる時期だ。
「いやー、今年は楽しみだな!」
「韋護えれぇ機嫌いいな、なんかあったんか?」
学食でのランチ、いつもの男子メンバーで会話を楽しみながら過ごしていた。
ご機嫌な韋護くんって、その内容気にはなるけれど、僕と天化くんは興味ない事だろうなと思ってしまう所がある。
「もーすぐ楊戩と天化がバレンタインチョコ山盛りもらうシーンが見られるじゃん」
「チョコ……?あ!もうすぐ2月さっ?」
「よ、色男!イッケメン!」
気づくのに遅れた天化くん、らしいなぁ。
よし、僕が韋護くんに突っつかれないように話題を全部天化くんに回そう。どうせ 華依の話されるだろうし。
冬休み明け、 華依の友達とおしゃべりしていた時に聞いたんだ。 華依は義理チョコ配ってないって。
だから僕は彼女から貰えないわけで。
「天化くんは部活でファンがついてるし、感度も高いからたくさん贈り物が届きそうだね」
「いやいやそんなんいねぇさ。まァ〜俺っちが貰ったのはいつも天祥に渡しちまうさ」
「そっか、小さな子はお菓子もらえて嬉しいよね」
「楊戩は吹部でどんだけ貰うん、あーでも人数多いと禁止とか?」
「中学の頃の吹部はバレンタインチョコ禁止だったけど、趙公明先生は禁止してないみたい」
「あのセンセー、イベント好きだもんな。楊戩は貰ったチョコ毎年全部食ってんの?」
「まあ、ニキビができない程度に分けて食べてる」
「あーーあーーもうナチュラルに美肌とモテの自慢かよ、大本命の 華依サンに貰えるといいなァ楊戩よォ!」
だから貰えないんだって。第一、まわりに人がいるのにそんな恥ずかしい事言うのやめてくれない。
この際だ、気にかかっていたし天化くんに聞こう。
「天化くんは 華依からチョコ貰った事あるかい?」
「いんや、一度もねぇさ」
「よかった…っ!」
安堵のため息と思わず本音が出たけど本当によかった。貰っていたならその距離感が羨ましいと思ってしまうから。
「楊戩がマジ過ぎて面白いわ」
「マジなんだから仕方ないだろう。そういう韋護くんはちゃんとホワイトデーに贈り物してるのかい」
もし 華依から貰えたら、ネックレス……いや交際してもいないのにアクセサリーは贈ったらダメだろう、あの綺麗な髪を結うのにヘアアクセサリーならいいかな。
貰えないっていうのに何考えてるんた僕は。
義理チョコ配る子じゃないっていうのも僕好み。うーん、僕、実は嫉妬深いんじゃないか?
「俺チョコ全部断ってっからホワイトデー無縁なんだわ」
「すげえな。でも誰に返したらいいとかこんがらがる事もねぇし、いいかもしれねぇ」
「あと韋護くんのセンス考えるとそれでいいかもしれないね」
「え、俺ってそんなにセンスの信用なかったの?」
バレンタイン当日は学校だなぁ。
華依とすれ違ったとき、会話したとき、バレンタインの話はなるべく避けよう。
ケーキ食べに行く?ってただ誘う手もあるけど、どうしようかなぁ。
「なぁ、楊戩さんってバレンタインに告られたらどうしてるさ?」
「僕なら、ごめんねって断るよ」
「やっぱりそうだよな、うん」
「天化くんはどうしてるんだい?」
「楊戩さんと同じさ」
他の人はどうやって対応しているか気になったのかな。
はぁ、毎年のバレンタインはただ過ぎていくだけなのに、ひとりの女の子に恋焦がれているせいで、今年はすこし胸が苦しいや。
「いやー、今年は楽しみだな!」
「韋護えれぇ機嫌いいな、なんかあったんか?」
学食でのランチ、いつもの男子メンバーで会話を楽しみながら過ごしていた。
ご機嫌な韋護くんって、その内容気にはなるけれど、僕と天化くんは興味ない事だろうなと思ってしまう所がある。
「もーすぐ楊戩と天化がバレンタインチョコ山盛りもらうシーンが見られるじゃん」
「チョコ……?あ!もうすぐ2月さっ?」
「よ、色男!イッケメン!」
気づくのに遅れた天化くん、らしいなぁ。
よし、僕が韋護くんに突っつかれないように話題を全部天化くんに回そう。どうせ 華依の話されるだろうし。
冬休み明け、 華依の友達とおしゃべりしていた時に聞いたんだ。 華依は義理チョコ配ってないって。
だから僕は彼女から貰えないわけで。
「天化くんは部活でファンがついてるし、感度も高いからたくさん贈り物が届きそうだね」
「いやいやそんなんいねぇさ。まァ〜俺っちが貰ったのはいつも天祥に渡しちまうさ」
「そっか、小さな子はお菓子もらえて嬉しいよね」
「楊戩は吹部でどんだけ貰うん、あーでも人数多いと禁止とか?」
「中学の頃の吹部はバレンタインチョコ禁止だったけど、趙公明先生は禁止してないみたい」
「あのセンセー、イベント好きだもんな。楊戩は貰ったチョコ毎年全部食ってんの?」
「まあ、ニキビができない程度に分けて食べてる」
「あーーあーーもうナチュラルに美肌とモテの自慢かよ、大本命の 華依サンに貰えるといいなァ楊戩よォ!」
だから貰えないんだって。第一、まわりに人がいるのにそんな恥ずかしい事言うのやめてくれない。
この際だ、気にかかっていたし天化くんに聞こう。
「天化くんは 華依からチョコ貰った事あるかい?」
「いんや、一度もねぇさ」
「よかった…っ!」
安堵のため息と思わず本音が出たけど本当によかった。貰っていたならその距離感が羨ましいと思ってしまうから。
「楊戩がマジ過ぎて面白いわ」
「マジなんだから仕方ないだろう。そういう韋護くんはちゃんとホワイトデーに贈り物してるのかい」
もし 華依から貰えたら、ネックレス……いや交際してもいないのにアクセサリーは贈ったらダメだろう、あの綺麗な髪を結うのにヘアアクセサリーならいいかな。
貰えないっていうのに何考えてるんた僕は。
義理チョコ配る子じゃないっていうのも僕好み。うーん、僕、実は嫉妬深いんじゃないか?
「俺チョコ全部断ってっからホワイトデー無縁なんだわ」
「すげえな。でも誰に返したらいいとかこんがらがる事もねぇし、いいかもしれねぇ」
「あと韋護くんのセンス考えるとそれでいいかもしれないね」
「え、俺ってそんなにセンスの信用なかったの?」
バレンタイン当日は学校だなぁ。
華依とすれ違ったとき、会話したとき、バレンタインの話はなるべく避けよう。
ケーキ食べに行く?ってただ誘う手もあるけど、どうしようかなぁ。
「なぁ、楊戩さんってバレンタインに告られたらどうしてるさ?」
「僕なら、ごめんねって断るよ」
「やっぱりそうだよな、うん」
「天化くんはどうしてるんだい?」
「楊戩さんと同じさ」
他の人はどうやって対応しているか気になったのかな。
はぁ、毎年のバレンタインはただ過ぎていくだけなのに、ひとりの女の子に恋焦がれているせいで、今年はすこし胸が苦しいや。
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