承太郎夢
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「さて、捺乃。何故お前はあいつらに囲まれていたんだ?きっちり説明してもらおうか。」
一息ついた頃、承太郎が聞いてきた。
正直このことをそのまま伝えたところで、お説教されてしまうだろう。
「え、あー......そのですね......」
怒られたくはない。が、このまま黙っていることは出来ないだろう。
この際、一か八かだ。
「逃げるんだよォォお!!!!!!」
後で思えば、この行動は馬鹿だったと思うだろう。
だが今はこれしか思いつかなかった。
スタンドをフル活用して逃げたのだ。
ひとまずどこか教室でやり過ごそうと思って少し離れたところにある図書室までやってきた。
放課後ということもあり誰もいないので万が一騒がしくなっても平気だろう。
とりあえず奥の方の本棚に身を隠し、そこから少し顔を出し様子を伺うことにした。
遠くの方から足音が響いている。
いくら遠くても油断ならないので出していた顔も隠し息を殺した。
タッタッタッタッと走る音がだんだん近づくにつれて焦って息が荒くなる。
怖い。
こんな怖い思いするなら素直にお説教聞く気になればよかった...と後悔するも後の祭り。
ついに図書室の前で足音が聞こえた。
ドアを開け、辺りを見渡しても見つからなかったのだろう「ここにはいねぇか」なんて言ってまた奥の方の教室に向かって走っていった。
「ふぅ...なんとかバレなかった...」
少し安心して、教室を出た。
が。
横から伸びてきた手にガシッと腕を掴まれる。
「え?」
「バレねぇとでも思ったか?」
「なッ......!!!!!」
そこには奥の方へ走っていったはずの承太郎がいた。
「なんで!?さっきあっちの方へ走っていったじゃない!?」
「はぁ。お前わかってなかったのか?制服のスカートの端が本棚から出てたぞ。」
またやってしまった。私は本当に詰めが甘い。
「まぁスカートが出てただけじゃまだ分からなかったが、少し肩が上下に動いててな。まるで隠れていてバレないように息を潜めていたが足音に焦って息が荒くなった犯人のようにな。そこでお前だと確信した。」
後は走り去ったふりをして足音をさせないように戻って待ち伏せした、ってとこだ。
はぁ、私の完敗だ。ほぼ自分のミスが原因だけど。
「わかった。全部話すわ。」
私は大人しく事の全てを話した。
「......ってこと。これで全部よ。危なかったけど、そこにたまたま承太郎がいてくれて...」
良かった、と言おうとしたが、そこで承太郎の異変に気がついた。
完全に怒っている。
そして次の瞬間私の腕をつかみ壁の方へ追いやった。
「承太郎?」
「もし、こうやって腕を掴まれて捕まったらどうしたんだ!いくらスタンド使いとはいえお前は女だ。こうやって男に掴まれたら振りほどくことは出来ないだろう!?」
承太郎は激しくキレて怒鳴った。
「ごめん...ごめんなさい。」
私は謝りながら涙を零した。
そんな私を見て怒る気も失せたのだろう。
承太郎はため息をひとつこぼし、私の頭を撫でた。
「そういうことは次からちゃんと言え。お前に何かあったら俺は嫌なんだよ。」
さっきだって囲まれたお前を見て肝を冷やしたぜと言い少し悲しい顔をした。
「ごめんね承太郎。あと、助けてくれてありがとう。」
「分かればいい。」
と言って私を抱きしめた。
〜オマケ〜
「だがな、捺乃。少しお仕置きだ。」
「え、何!?」
覚悟しろよと言い承太郎はデコピンの構えをした。
「いやぁぁぁ痛いのはヤダ!!」
私はもう一度逃げたのだった。
まぁ捕まってデコピン一発食らったのは言うまでもないだろう。
一息ついた頃、承太郎が聞いてきた。
正直このことをそのまま伝えたところで、お説教されてしまうだろう。
「え、あー......そのですね......」
怒られたくはない。が、このまま黙っていることは出来ないだろう。
この際、一か八かだ。
「逃げるんだよォォお!!!!!!」
後で思えば、この行動は馬鹿だったと思うだろう。
だが今はこれしか思いつかなかった。
スタンドをフル活用して逃げたのだ。
ひとまずどこか教室でやり過ごそうと思って少し離れたところにある図書室までやってきた。
放課後ということもあり誰もいないので万が一騒がしくなっても平気だろう。
とりあえず奥の方の本棚に身を隠し、そこから少し顔を出し様子を伺うことにした。
遠くの方から足音が響いている。
いくら遠くても油断ならないので出していた顔も隠し息を殺した。
タッタッタッタッと走る音がだんだん近づくにつれて焦って息が荒くなる。
怖い。
こんな怖い思いするなら素直にお説教聞く気になればよかった...と後悔するも後の祭り。
ついに図書室の前で足音が聞こえた。
ドアを開け、辺りを見渡しても見つからなかったのだろう「ここにはいねぇか」なんて言ってまた奥の方の教室に向かって走っていった。
「ふぅ...なんとかバレなかった...」
少し安心して、教室を出た。
が。
横から伸びてきた手にガシッと腕を掴まれる。
「え?」
「バレねぇとでも思ったか?」
「なッ......!!!!!」
そこには奥の方へ走っていったはずの承太郎がいた。
「なんで!?さっきあっちの方へ走っていったじゃない!?」
「はぁ。お前わかってなかったのか?制服のスカートの端が本棚から出てたぞ。」
またやってしまった。私は本当に詰めが甘い。
「まぁスカートが出てただけじゃまだ分からなかったが、少し肩が上下に動いててな。まるで隠れていてバレないように息を潜めていたが足音に焦って息が荒くなった犯人のようにな。そこでお前だと確信した。」
後は走り去ったふりをして足音をさせないように戻って待ち伏せした、ってとこだ。
はぁ、私の完敗だ。ほぼ自分のミスが原因だけど。
「わかった。全部話すわ。」
私は大人しく事の全てを話した。
「......ってこと。これで全部よ。危なかったけど、そこにたまたま承太郎がいてくれて...」
良かった、と言おうとしたが、そこで承太郎の異変に気がついた。
完全に怒っている。
そして次の瞬間私の腕をつかみ壁の方へ追いやった。
「承太郎?」
「もし、こうやって腕を掴まれて捕まったらどうしたんだ!いくらスタンド使いとはいえお前は女だ。こうやって男に掴まれたら振りほどくことは出来ないだろう!?」
承太郎は激しくキレて怒鳴った。
「ごめん...ごめんなさい。」
私は謝りながら涙を零した。
そんな私を見て怒る気も失せたのだろう。
承太郎はため息をひとつこぼし、私の頭を撫でた。
「そういうことは次からちゃんと言え。お前に何かあったら俺は嫌なんだよ。」
さっきだって囲まれたお前を見て肝を冷やしたぜと言い少し悲しい顔をした。
「ごめんね承太郎。あと、助けてくれてありがとう。」
「分かればいい。」
と言って私を抱きしめた。
〜オマケ〜
「だがな、捺乃。少しお仕置きだ。」
「え、何!?」
覚悟しろよと言い承太郎はデコピンの構えをした。
「いやぁぁぁ痛いのはヤダ!!」
私はもう一度逃げたのだった。
まぁ捕まってデコピン一発食らったのは言うまでもないだろう。