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第2話 再会

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「で?僕に何の用なの?」 

「えー?用ってほどじゃないの。ちょっと懐かしいなぁって」

「よく言うよ」

そう言って雲雀は##NAME1##の隣に鎮座する重そうなスーパーの袋を見た。

「…ちょっと買いすぎたの」

自分の思惑がバレたことに気づき正直に話す。

「…ハァ…僕は今日も遅くなる。草壁に持たせるよ」

「まあ!だめよ。人様にそんなこと」

雲雀のまさかの発言にちょっと怒ったように答えた。

「草壁は家族みたいなもんだって言ってたじゃないか」

「それとこれとは別でしょう?」

「草壁は、僕より先になるけど、うちに寄って帰る予定なんだ」

雲雀は今思い付いた嘘を淡々と並べていく。

それを汲み取っていつの間にか雲雀の2、3歩離れた場所に立っていた草壁が##NAME1##の前に出てきた。

「オレはそのつもりでしたので、良かったら持たせてください」

「……本当に良いの?」

遠慮気味の##NAME1##に草壁は任せて下さいと言う。

「じゃあ…お言葉に甘えようかな…」

##NAME1##は確かに一人で持って帰るのは大変だし、一つくらい持ってもらっても良いかな、と思い草壁にお願いすることにした。

「良かったら夕飯、食べていってちょうだいね」

「すみません、ありがとうございます」

いつもお世話になっているからと時々草壁も雲雀宅で食事をすることがあり、あまり遠慮はいらなかった。

「##NAME1##」

リボーンが##NAME1##を見上げている。

紅茶を飲みながらそういえば応接室に入ったのは初めてだ、とキョロキョロしていた##NAME1##は自分が呼ばれていることに気づくのに少し時間がかかった。

「あら、どうしたのリボーン」

「オレたちも##NAME1##ん家に言っても良いか?」

当然の申し出だったが##NAME1##は快く同意した。

「ええ、もちろんよ」

「サンキュー##NAME1##」

##NAME1##の了承を得たリボーンは風に向かってニヒルに微笑んだ。

風は驚いて目を見開いてから、呆れたようにため息をついた。

「##NAME1##さん、そろそろ帰られますか?」

##NAME1##が紅茶を飲み干し、一服したのを見はかり草壁が声をかけた。

「ええ。そうね。紅茶ごちそうさまでした」

それぞれ帰宅の準備を整え草壁は買い物袋を2つとも持った。

「あら、一つくらい持てるわよ」

「いえ、大丈夫です。力仕事は任せて下さい」

「そう…ありがとう」

申し訳ないと思いながらも草壁は一切##NAME1##に持たせるつもりはないようなので、諦めて委ねることにした。

##NAME1##は自分の鞄を持つと、扉まで進んでてが塞がっている草壁のために開けて待った。

「恭弥、早めに帰ってきてね」

「…うん」

雲雀と別れ、四人は応接室を後にした。

リボーンはスッと##NAME1##の肩へ乗っかる。

「リボーンはそこが好きなのね」

普段見る世界より高い位置から見える景色が楽しいのだろうと##NAME1##は思っている。

「リボーンはツナくんのお家に確認するとして…風くんはどこに連絡すれば良い?」

「私もリボーンと同じで…。今はそこでお世話になっているので」

うちでご飯を食べていくなら保護者に電話しないと、と思い尋ねたのだ。

「風くん、手をつなぎましょう?」

急に言われたので風は少し驚いたようだった。

##NAME1##の1歩後ろを歩く風に片手を差し出したが、大丈夫です!と首をフルフルと振った。

しかし、突然風の左手が温もりに包まれ、驚いた風はその温もりの先を見上げた。

「私は風くんと手を繋ぎたいわ。だめかしら?」

「いえ、だ、ダメではありません…っ」

恥ずかしげに俯いた風に##NAME1##は良かった、と微笑み二人は手を繋いだまま帰ることになった。




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