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第3話 雲雀家

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「いただきます」

「風くんのお口に合うかな?私中華料理は作れないから日本料理ばかりでごめんね?今度は出来るように練習しておくからね」

「い、いえ!私のために無理なさらないで下さい。日本の料理は私も大好きですので」

「そう?」

「はい!とっても美味しいです!」

雲雀家の食卓は和やかな雰囲気で包まれていた。

「どうやら風さんは##NAME1##さんをお気に召したようですね」

「ああ。あいつのあんな顔滅多に見られねぇぞ」

草壁もリボーンも微笑み合う二人を見守ったのだった。

「そろそろ帰るか」

夕食も片付けもすませた頃、すくりとリボーンは立ち上がり風に声をかけた。

「あ、はい。そうですね…」

「では私も失礼します」

雲雀が帰る前に草壁も立ち上がり荷物を持ち上げた。

「そうね。あまり遅くなってもツナくん心配しちゃうもんね。ツナくんの家まで送るわ」

子ども達だけで帰すわけには行かないと##NAME1##も立ち上がる。

「私達は大丈夫です。##NAME1##さんを危険な目には合わせられませんから」

「あはは、私は平気よ。風くんは優しいわね」

「##NAME1##さん、良ければ私が二人を送ります。いくら##NAME1##さんと言えど知ってて夜に一人出歩かせる訳には」

二人の言葉に##NAME1##少し呆れたように息をついたが、フッと微笑みありがとうと言った。

「平気だって哲矢くんはよく知っているのに心配性なんだから。じゃあ、お願いして良いかな?」

「はい」

「で、では行きましょうかリボーン」

「ああ。んじゃ草壁、頼むぞ」

「ええ」

##NAME1##は玄関まで3人を見送りする。

「それじゃ、気を付けてね。おやすみなさい」

「お邪魔しました」

「##NAME1##、飯うまかったぞ。ちゃお」

「今日はありがとうございました。あ、あの……また来ても良いですか…?」

「ええ!もちろんよ。いつでも来てちょうだい。待ってるわよ。おやすみ3人とも」

玄関で手を振る##NAME1##に3人もまた手を振り替えした。

「草壁、帰って良いぞ」

##NAME1##の姿が見えなくなったのを確認してからリボーンは草壁を見上げた。

「いや、しかし…」

「##NAME1##の手前だったから何も言わなかったが、俺たちは平気だ」

「…そうですね。では、失礼します


草壁と別れ、風とリボーンは二人で暗くなった道をのんびりと歩く。

こうして二人のんびり話すのはほとんど初めてかもしれない。

「どうだ?##NAME1##は」

「とても、素敵な方です…##NAME1##さんにはなんというか、その…惹かれるものがあります」

頬を染めて遠くを見つめる風にリボーンがニヒルな笑みを浮かべた。

「しばらく日本にいろよ風。どうせ帰っても修行しかしないんだろ?」

「どうせってリボーン…。まぁ、イーピンがうまくやっているか見る良い機会ですししばらく日本にいようかと思います」

「素直じゃねぇな。…さっさと風呂はいって寝るぞ。俺はおねむだぞ」

「そうですね、私ももう…」

赤ん坊の二人は欠伸をした。

風はふと##NAME1##のおやすみ、と微笑んだのを思い出し、暖かい気持ちになった。

出来れば明日の朝はおはようを言ってほしい、そしてまたおやすみと言ってもらいたい。

そんな気持ちになる。

「(どうも恋とやらは私の思考をおかしくさせる)」

風はなれない気持ちに一人戸惑うほかなかった。

「(こういうことに関してはリボーンに教えてもらうのが………いや、やめておこう。ろくな答えしか帰って来ない気しかしないです…)」

沢田家について奈々にお帰りなさいと声をかけられるまで悶々と考え込むのだった。




第3話 了
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