Pillow talk part2【R-15】
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(あたたかい……)
愛しい男の腕の中は、どうしてこうも心地よいのだろう。
逞しい胸板に顔を埋めた空は、胸いっぱいに吸い込んで男の匂いを嗅いだ。
お互い既に肌は渇いている。
なのに、汗の交じったその匂いには、ついさっきまでの情事の余韻が残っていた。
「半助さん」
たまらなくなって、親に甘える子どものように胸板に額をこすりつける。
半助は満更でもなさそうに、やさしく髪を撫でるのみだ。
燃え盛るように愛し合ったあとの穏やかな時間。
自分が決まって甘えることを半助は知っている。
「甘えん坊だな、空は」
「だって……半助さんはいっつも忙しいし、話しかけようと思っても、は組の子たちに構ってばっかりだし」
「そりゃそうだけど」
「だから、明日のお休みまでは、私が半助さんを独占する。それまでは、ずっと」
「……」
「ずっとこうして……半助さんとふたりきりで過ごすの」
そう言って、空が顔を上向けた。
甘えたな眼で見つめると、端正な顔が近づいてくる。
唇と唇が静かに合わさった。
「私も同じだ。せっかくの休日、きり丸抜きで家に戻って来たんだ。誰にも邪魔されず、君とふたりで過ごしたい」
「うん」
感激した空は、再び半助の胸に顔をもどし、そっと唇を押し当てる。
柔らかい感触に、半助の顔がほころんだ。
「空、くすぐったい」
「フフッ……それにしても半助さんの身体って、綺麗ですね」
「そうかぁ?傷跡だらけだし、自分では何とも思わないが」
「そんなことない。引き締まっていて……本当にきれい」
本心から空はそう思った。
厳しい修行を耐え抜いた半助の身体は筋骨隆々としている。
かといって、マッチョほど筋肉が盛り上がりすぎていないのがいい。
つけすぎた筋肉はかえって顔とのバランスが悪くなり、品を損なってしまう。
その点、均整の取れた半助の身体はさながら西洋の彫刻のようで、空の理想だった。
いつの間にか起き上がった空が愛おしそうに割れた腹部を見つめ、撫でる。
「お、おい、あんまりそうジロジロ見ないでくれ。身体に穴があきそうになる」
「だって、きれいだから……ずっと見ていられる」
「結構恥ずかしいんだぞ」
「そんなに恥ずかしがらなくていいのに。本当にきれい」
「……全く理解できん。こんな裸のどこがいいのか。どうせなら、」
そう言うと、半助が目の前で折り曲げられた白い太腿をやさしく撫で回していく。
「やだ……半助さん、くすぐったい」
「見るのも触るのも、こっちの方がいいな」
滑らかな太腿を撫で回しながら、半助は空を凝視する。
まるで舌なめずりさえ聞こえてきそうな、ねっとりとした半助の視線に耐えきれず、空は後ろに身体をよじった。
「もう!半助さんのエッチ」
「元はといえば、君が始めたことじゃないか」
「それはそうですけど……半助さんはいいですよ。だって、誰に見られても恥ずかしくないような立派な身体だし、、」
「はぁ?」
「……最近よく思うんです。私の身体って、その、貧相だなぁって……」
そう言って、空が思いつめたような表情で自分の胸を見た。
「……」
半助は全くわけがわからなかった。
空の身体を華奢だと思ったことは何度もあるが、貧相だと思ったことは一度もない。
抱けばうっとりするほど柔らかいし、男にはない女特有の量感をしっかりと感じ取れる。
「どうして、そんな風に思ったんだ?」
しばらく口を噤んでいた空だったが、真剣な半助の手前、意を決して言った。
「わ、私の周りには、その……豊満な女性が多くて……常日頃から彼女たちを見ていると、女としてどうなのかな、って自信がなくなります」
「というと?」
「例えば、山本シナ先生……羨ましいです。いつ見ても綺麗だし、とてもグラマーです」
良く知っている名を聞いて、ふむ、と半助は納得した。
確かにくノ一教室の担任である山本シナは優れた美貌をもっている。
プロポーションも抜群で男性だけではなく同性の眼を引き付けてしまうほど。
そんなシナと空は仲が良く、一緒にいることも多い。
だからこそ比較してしまうこともあるのだろう。
そして、女性として劣等感を感じることも……。
とはいえ、空がシナに劣っているなんて半助には思えない。
百合の花のように可憐で美しい空は、半助の自慢の恋人である。
(それにしても……)
半助は引っかかっていた。
空が「彼女たち」と複数の人物を指していたことが引っかかる。
一体誰なのだろう。
その疑問に対する答えは唐突に来た。
「でも、もっとグラマーなのが食堂のおばちゃんと事務のおばちゃんです!二人とも脱いだら、ほんっとうにすごいんですよ!!!」
空が目を爛々と輝かせながら答える。
肘枕をつく半助が思わずつんのめった。
「しょ、食堂のおばちゃんと事務のおばちゃん!?」
「はい。おばちゃんたちと最近お風呂で一緒になるんですけど、よく言われます。『空ちゃんももっと沢山食べて、私たちのように豊満な女性を目指しなさい』って」
半助が顔を押さえる。
自慢の恋人が女としての自信を失いかけているのは、彼女たちのせいだ、と半助ははっきりと確信した。
空に何吹き込んでるんだとおばちゃんズに突っ込みたくなったが、当の彼女が興奮気味に話を続けた。
「おばちゃんたち、こんなことも言ってました。若い頃はこのメリハリある身体 で多くの男たちを魅了したって。多かれ少なかれ、男は大きい胸が好き。土井先生もそうだから、私がもっとお肉をつけて豊満になれば、もっと満足させられるって、」
「こらぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「は、半助さん!?」
突然叫んでしまったものだから、空がたじろいでいる。
だが不特定多数の男たちと一括りにされて、腹の虫はおさまらなかった。
「黙って聞いてみれば、好き勝手ぬかしやがって!大体なぁ、すべての男が豊満な女が好きだと思ったら、大間違いだ!」
半助は脳内で得意げに笑うおばちゃん二人に向かって、そう叫んだ。
空を見れば、眼を白黒させている。
少し呼吸を整え、冷静さを取り戻してから彼女に向き合った。
「コホン……えっと、誤解しないでくれ、空。おばちゃんたちの言うことも一理あるんだが……私はその、君が君だから好きなのであって、豊満だとか貧相だとか、そういうのは特に気にしていない。ありのままの君がいいんだ」
「は、はい」
「まったく……あの二人は私たちのことを面白がっているフシがあるからな。空、君の素直さは素晴らしいんだが……何でもかんでも他人の言うことを真に受けてはいけないぞ」
半助が諭すと、空はコクコクと頷くばかりだった。
「き、気を付けます。ごめんなさい。でも、そっか、そっか……半助さんは特に気にしていなかったんですね」
おばちゃんズの主張していたことが半助に当てはまらなかった。
そうわかると、一人悩んでいたのがバカみたいだと、空は気恥ずかしそうに笑っている。
安心した空が可愛くて、無性に肌を重ねたくなった。
「君に不満を抱いたことなんて、一度もないよ。誓ってもいい。いや、それどころか」
「あ、あの……?」
唐突に布団に押し倒して、慌てた顔をじっくりと見た。
これからのことを予期したのか、頬がみるみる林檎色に染まっていく。
大きな眼を潤ませながら、空も見つめ返してきた。
「抱いても抱いても、次から次に欲しくなるんだ。空が……」
「半助さん……あっ」
空がか細い声を漏らす。
陶磁のように透き通った首筋に吸い付いたのと同時に、手を乳房に置いた。
まるで真珠貝のようにおさまりのいい膨らみは自分の手の大きさにあつらえたようだ。
こんなところにまで相性の良さを感じる。
やさしく弧をかくように揉みしだくと、空が眉根を寄せて喘いだ。
「ぅんんっ……半助さん……」
「空のここは餅のように白くて形も綺麗だ。感触だって好ましい」
「ああっ……だ、だめ……」
「豊満だなんだの、二度とくだらないことを気にしないよう、今から徹底的に教え込んでやる」
そう言って、半助がぷくりと膨らんだ桜色の先端をきゅっとつまんだ。
「ああんっ!」
空がのけぞって白い喉を突き出す。
無意識に擦り合わせる太腿の動きは、愛撫を催促するかのようでいやらしい。
全身の血が燃えるように沸き立っていく。
「まだまだ夜は長い。朝までたっぷり時間はあるから……覚悟しといて」
腕の中で喘ぐことしかできない空の耳元で甘くささやき、すぐ唇を塞ぐ。
舌を差し込むと、空は意外にも積極的に舌をからめてきた。
「ぅんん……っんん……!」
深い口付けで悶える空の顔のいやらしさに興奮しながら、半助はさりげなく右手を下肢に這わせる。
秘めやかな割れ目を探り当てれば、そこは花蜜がしとどと溢れていた。
「ああっ……半助さん!」
もうどうにでもして、と空の心の声が聞こえたような気がした。
敏感な性感帯を刺激されたのがたまらなかったようで、空がしがみついてくる。
理性が崩壊した瞬間だった。
蛇のように絡み合って、互いに身体を貪りだす。
次の結合に向かって、ふたりでどこまでも欲情を高めていった。
愛しい男の腕の中は、どうしてこうも心地よいのだろう。
逞しい胸板に顔を埋めた空は、胸いっぱいに吸い込んで男の匂いを嗅いだ。
お互い既に肌は渇いている。
なのに、汗の交じったその匂いには、ついさっきまでの情事の余韻が残っていた。
「半助さん」
たまらなくなって、親に甘える子どものように胸板に額をこすりつける。
半助は満更でもなさそうに、やさしく髪を撫でるのみだ。
燃え盛るように愛し合ったあとの穏やかな時間。
自分が決まって甘えることを半助は知っている。
「甘えん坊だな、空は」
「だって……半助さんはいっつも忙しいし、話しかけようと思っても、は組の子たちに構ってばっかりだし」
「そりゃそうだけど」
「だから、明日のお休みまでは、私が半助さんを独占する。それまでは、ずっと」
「……」
「ずっとこうして……半助さんとふたりきりで過ごすの」
そう言って、空が顔を上向けた。
甘えたな眼で見つめると、端正な顔が近づいてくる。
唇と唇が静かに合わさった。
「私も同じだ。せっかくの休日、きり丸抜きで家に戻って来たんだ。誰にも邪魔されず、君とふたりで過ごしたい」
「うん」
感激した空は、再び半助の胸に顔をもどし、そっと唇を押し当てる。
柔らかい感触に、半助の顔がほころんだ。
「空、くすぐったい」
「フフッ……それにしても半助さんの身体って、綺麗ですね」
「そうかぁ?傷跡だらけだし、自分では何とも思わないが」
「そんなことない。引き締まっていて……本当にきれい」
本心から空はそう思った。
厳しい修行を耐え抜いた半助の身体は筋骨隆々としている。
かといって、マッチョほど筋肉が盛り上がりすぎていないのがいい。
つけすぎた筋肉はかえって顔とのバランスが悪くなり、品を損なってしまう。
その点、均整の取れた半助の身体はさながら西洋の彫刻のようで、空の理想だった。
いつの間にか起き上がった空が愛おしそうに割れた腹部を見つめ、撫でる。
「お、おい、あんまりそうジロジロ見ないでくれ。身体に穴があきそうになる」
「だって、きれいだから……ずっと見ていられる」
「結構恥ずかしいんだぞ」
「そんなに恥ずかしがらなくていいのに。本当にきれい」
「……全く理解できん。こんな裸のどこがいいのか。どうせなら、」
そう言うと、半助が目の前で折り曲げられた白い太腿をやさしく撫で回していく。
「やだ……半助さん、くすぐったい」
「見るのも触るのも、こっちの方がいいな」
滑らかな太腿を撫で回しながら、半助は空を凝視する。
まるで舌なめずりさえ聞こえてきそうな、ねっとりとした半助の視線に耐えきれず、空は後ろに身体をよじった。
「もう!半助さんのエッチ」
「元はといえば、君が始めたことじゃないか」
「それはそうですけど……半助さんはいいですよ。だって、誰に見られても恥ずかしくないような立派な身体だし、、」
「はぁ?」
「……最近よく思うんです。私の身体って、その、貧相だなぁって……」
そう言って、空が思いつめたような表情で自分の胸を見た。
「……」
半助は全くわけがわからなかった。
空の身体を華奢だと思ったことは何度もあるが、貧相だと思ったことは一度もない。
抱けばうっとりするほど柔らかいし、男にはない女特有の量感をしっかりと感じ取れる。
「どうして、そんな風に思ったんだ?」
しばらく口を噤んでいた空だったが、真剣な半助の手前、意を決して言った。
「わ、私の周りには、その……豊満な女性が多くて……常日頃から彼女たちを見ていると、女としてどうなのかな、って自信がなくなります」
「というと?」
「例えば、山本シナ先生……羨ましいです。いつ見ても綺麗だし、とてもグラマーです」
良く知っている名を聞いて、ふむ、と半助は納得した。
確かにくノ一教室の担任である山本シナは優れた美貌をもっている。
プロポーションも抜群で男性だけではなく同性の眼を引き付けてしまうほど。
そんなシナと空は仲が良く、一緒にいることも多い。
だからこそ比較してしまうこともあるのだろう。
そして、女性として劣等感を感じることも……。
とはいえ、空がシナに劣っているなんて半助には思えない。
百合の花のように可憐で美しい空は、半助の自慢の恋人である。
(それにしても……)
半助は引っかかっていた。
空が「彼女たち」と複数の人物を指していたことが引っかかる。
一体誰なのだろう。
その疑問に対する答えは唐突に来た。
「でも、もっとグラマーなのが食堂のおばちゃんと事務のおばちゃんです!二人とも脱いだら、ほんっとうにすごいんですよ!!!」
空が目を爛々と輝かせながら答える。
肘枕をつく半助が思わずつんのめった。
「しょ、食堂のおばちゃんと事務のおばちゃん!?」
「はい。おばちゃんたちと最近お風呂で一緒になるんですけど、よく言われます。『空ちゃんももっと沢山食べて、私たちのように豊満な女性を目指しなさい』って」
半助が顔を押さえる。
自慢の恋人が女としての自信を失いかけているのは、彼女たちのせいだ、と半助ははっきりと確信した。
空に何吹き込んでるんだとおばちゃんズに突っ込みたくなったが、当の彼女が興奮気味に話を続けた。
「おばちゃんたち、こんなことも言ってました。若い頃はこのメリハリある
「こらぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「は、半助さん!?」
突然叫んでしまったものだから、空がたじろいでいる。
だが不特定多数の男たちと一括りにされて、腹の虫はおさまらなかった。
「黙って聞いてみれば、好き勝手ぬかしやがって!大体なぁ、すべての男が豊満な女が好きだと思ったら、大間違いだ!」
半助は脳内で得意げに笑うおばちゃん二人に向かって、そう叫んだ。
空を見れば、眼を白黒させている。
少し呼吸を整え、冷静さを取り戻してから彼女に向き合った。
「コホン……えっと、誤解しないでくれ、空。おばちゃんたちの言うことも一理あるんだが……私はその、君が君だから好きなのであって、豊満だとか貧相だとか、そういうのは特に気にしていない。ありのままの君がいいんだ」
「は、はい」
「まったく……あの二人は私たちのことを面白がっているフシがあるからな。空、君の素直さは素晴らしいんだが……何でもかんでも他人の言うことを真に受けてはいけないぞ」
半助が諭すと、空はコクコクと頷くばかりだった。
「き、気を付けます。ごめんなさい。でも、そっか、そっか……半助さんは特に気にしていなかったんですね」
おばちゃんズの主張していたことが半助に当てはまらなかった。
そうわかると、一人悩んでいたのがバカみたいだと、空は気恥ずかしそうに笑っている。
安心した空が可愛くて、無性に肌を重ねたくなった。
「君に不満を抱いたことなんて、一度もないよ。誓ってもいい。いや、それどころか」
「あ、あの……?」
唐突に布団に押し倒して、慌てた顔をじっくりと見た。
これからのことを予期したのか、頬がみるみる林檎色に染まっていく。
大きな眼を潤ませながら、空も見つめ返してきた。
「抱いても抱いても、次から次に欲しくなるんだ。空が……」
「半助さん……あっ」
空がか細い声を漏らす。
陶磁のように透き通った首筋に吸い付いたのと同時に、手を乳房に置いた。
まるで真珠貝のようにおさまりのいい膨らみは自分の手の大きさにあつらえたようだ。
こんなところにまで相性の良さを感じる。
やさしく弧をかくように揉みしだくと、空が眉根を寄せて喘いだ。
「ぅんんっ……半助さん……」
「空のここは餅のように白くて形も綺麗だ。感触だって好ましい」
「ああっ……だ、だめ……」
「豊満だなんだの、二度とくだらないことを気にしないよう、今から徹底的に教え込んでやる」
そう言って、半助がぷくりと膨らんだ桜色の先端をきゅっとつまんだ。
「ああんっ!」
空がのけぞって白い喉を突き出す。
無意識に擦り合わせる太腿の動きは、愛撫を催促するかのようでいやらしい。
全身の血が燃えるように沸き立っていく。
「まだまだ夜は長い。朝までたっぷり時間はあるから……覚悟しといて」
腕の中で喘ぐことしかできない空の耳元で甘くささやき、すぐ唇を塞ぐ。
舌を差し込むと、空は意外にも積極的に舌をからめてきた。
「ぅんん……っんん……!」
深い口付けで悶える空の顔のいやらしさに興奮しながら、半助はさりげなく右手を下肢に這わせる。
秘めやかな割れ目を探り当てれば、そこは花蜜がしとどと溢れていた。
「ああっ……半助さん!」
もうどうにでもして、と空の心の声が聞こえたような気がした。
敏感な性感帯を刺激されたのがたまらなかったようで、空がしがみついてくる。
理性が崩壊した瞬間だった。
蛇のように絡み合って、互いに身体を貪りだす。
次の結合に向かって、ふたりでどこまでも欲情を高めていった。