大迷惑な隣人たち【R-15】
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ここは半助の家。
一人の少年が規則正しい寝息を立てて眠っている。
スヤスヤスヤ……
「きりちゃん、今日も良く眠ってる」
空がきり丸の顔を覗き込んだ。
あどけない寝顔に、自然と頬が緩む。
日々アルバイトに励むきり丸は、帰ってくればいつもくたくたに疲れている。
そのため大変寝つきが良く、一度寝たら朝まで起きないのだ。
日課でもあるきり丸の寝顔を見届けたし、明朝の炊事の準備をしよう。
空がその場から去ろうとした、そのときだった。
「えっ?」
後ろから現れた半助にすっくと抱えられてしまったのだ。
「ちょ、ちょっと……半助さん!?」
「いいから、いいから」
きり丸が寝ている場所から少し離れたその部屋にはご丁寧に布団が用意されていた。
そこに丁重に下ろされたのも束の間、半助が空を組み敷く格好となった。
半助は溢れんばかりの笑顔で真下にいる空を見つめている。
「あ、あの……半助さん。朝の支度がまだ残ってるから……」
「いいから、いいから」
「もう、半助さん。さっきから『いいから、いいから』しか言ってませんよ!」
「そうだっけ?それよりも、こうやって二週間ぶりに空の顔を見れて……ほっとしてる」
実は半助と空、ふたりは二週間ぶりの再会となる。
忍術学園が長期休暇に入ったのと同時に半助に急遽忍びの任務が舞い込んできて、空ときり丸だけ先に町へと帰っていた。
きり丸とふたりだけで過ごす間、空はずっと半助の身を案じていた。
半助が無事に帰ってきて、今こうして目の前にいる。
その事実が嬉しくて、瞼の奥が熱くなった。
「私も。半助さんが怪我もなくて無事でよかった……。おかえりなさい」
「ただいま」
軽く微笑みを交わし合って、ふたりは唇を重ねる。
離れていた期間を埋めるように、何度も何度も口付けを交わす。
まだ雑用が残っている。
が、久しぶりの半助の唇の感触が心地よくて、その優先順位は下へと落ちてゆく。
唇が離れると、空は頬に朱色を散らせて半助を見つめていた。
「半助さん……」
「二週間も離れていたから……もう十分我慢した。今から空の可愛い声、たっぷり聞かせてもらうよ」
半助はあっという間に空の服を脱がしていく。
一糸まとわぬ姿になった空を視界に収めただけで半助の性器は鋼のように硬くなっていた。
ゴクリと喉を鳴らし、辛抱たまらんと空の胸に顔を埋め、頂きにかぶりついた。
「あぁっ」
「ん……可愛い。ここ、もうこんなに硬くして。寂しかった?」
相手に聞こえるようにわざと音を立てて吸い付きながら、もうひとつの頂きを指先で弾く。
敏感な突起だけを集中的に弄られて、久しぶりに訪れた甘い快感に空は発情を抑えられない。
すぐに理性を放棄した。
「うん、寂しかった……もっと、して……」
「いつもに増して素直だね。今日は一晩中離さないから覚悟して」
「もう……」
空は困ったように笑う。
それを合図として、半助は腹を空かせた猛獣のように空の柔らかい身体を貪りだした。
胸を揉みくちゃにし、全身に口づけの雨を降らせる。
女の入口から甘い露が滴り落ちれば、舌で掬い取るように舐めてその性のエキスを味わう。
空は終始淫らな表情でよがり続け、半助が作る快楽のリズムに合わせて腰を揺らしていた。
やがて、
「空……挿れるよ」
半助が空の脚の間に身体を滑り込ませる。
「あ……」
思わず空は身を捩る。
だが、半助は空の両膝をがっちりと両手で抑え込んだ。
「逃がさないよ」
「やだ……」
口ではそう言いながらも、期待の表情で股にあてがわれた硬いものを見つめる。
そのときだった。
ドンドンドンッ
「半助ぇ!空ちゃん!助けてぇぇぇ!」
「!」
戸を叩く音と女の悲鳴でふたりのお楽しみタイムは終了となった。
隣のおばちゃんが死に物狂いで助けを求めている。
半助と空、ふたりはしばし呆然とした。
「……」
半助の眉が毛虫のようにピクピクと痙攣している。
あと少しでめくるめく極上の世界が待っていたというのに。
せっかくの恋人との甘いひとときに水を差され、半助はかなり頭にきていた。
「ど、どうしましょうか……半助さん?隣のおばちゃん……こんな時間に何かあったんですかね?」
必死に叫び続けるおばちゃんに、ただならぬ雰囲気を感じた空はもうエッチどころではないようだ。
気が削がれた半助も何か事件でも起こったのかと次第に不安が強くなっていく。
「とにかく、一旦話を聞こう!」
大慌てでふたりは服を着て、戸の方へと向かった。
「隣のおばちゃん!どうしたんですか?こんな時間に?」
「半助ぇ!空ちゃん、助けてぇぇ!」
そう言って、隣のおばちゃんは半助に抱き着いてきた。
全身を震わせ、目には大粒の涙をためている。
「隣のおばちゃん、どうしたんですか!?」
「感じるの……誰かの視線を!」
「視線?」
「ここ最近、いつも誰かに見られてるような気がして。今夜は特に!これって以前空ちゃんが話してくれた『ストーカー』っていうやつよ!絶対そうだわ!」
「ストーカーですか……」
半助と空は思わず顔を見合わせた。
「怖くて怖くて、もう気になって眠れないの……実はね、私若い頃はこの町で評判の美人小町って言われてたの。年を取った今も美熟女としてチヤホヤされることも多いし……きっと誰かに狙われてるんだわ!」
「まぁ、そうでしたか……!」
「……」
おばちゃんの話を真に受け、納得している空とは対照的に、半助は「そうかぁ?」と一人怪訝な顔をしている。
小町だの、美熟女だの、いずれも初耳だったのだ。
それよりもおばちゃんの纏っている身拭に注目してしまう。
やたら少女趣味で派手な花柄があしらわれたその服が気になってしょうがなかった。
「半助さん、このままおばちゃんがストーカーに襲われたら大変かも」
「そうよ、半助!か弱き乙女の私が、乱暴されたらどうするの!?ああ、私の純潔が奪われちゃう……!」
同じ女性として、暴漢に怯えるおばちゃんの気持ちがよくわかると、空はすっかり同調してしまっている。
(び、美熟女ねぇ……う~ん……)
色々思うことはあるが、すがるような二人の視線を受け、半助は自分ができる限りのことをしようという思いに至っていた。
「事情はわかりました。おばちゃん、とりあえず、今夜はうちに泊まって!空はおばちゃんについててあげて。私は今から不審者がいないか調べてくるから」
というわけで半助はそのまま見回りに行ってしまった。
結局、隣のおばちゃんの言う「ストーカー」らしき男は一向に見つからなかった。
翌朝、
「あ~~久しぶりによく眠れたわ!ストーカー……私の勘違いだったのかしらね。早とちりしちゃったのかも。ウフフ。ごめんね、半助ぇ!」
と悪びれず言うおばちゃんに、一睡も出来ず目に隈をつくった半助は大きい溜息をついた。
一人の少年が規則正しい寝息を立てて眠っている。
スヤスヤスヤ……
「きりちゃん、今日も良く眠ってる」
空がきり丸の顔を覗き込んだ。
あどけない寝顔に、自然と頬が緩む。
日々アルバイトに励むきり丸は、帰ってくればいつもくたくたに疲れている。
そのため大変寝つきが良く、一度寝たら朝まで起きないのだ。
日課でもあるきり丸の寝顔を見届けたし、明朝の炊事の準備をしよう。
空がその場から去ろうとした、そのときだった。
「えっ?」
後ろから現れた半助にすっくと抱えられてしまったのだ。
「ちょ、ちょっと……半助さん!?」
「いいから、いいから」
きり丸が寝ている場所から少し離れたその部屋にはご丁寧に布団が用意されていた。
そこに丁重に下ろされたのも束の間、半助が空を組み敷く格好となった。
半助は溢れんばかりの笑顔で真下にいる空を見つめている。
「あ、あの……半助さん。朝の支度がまだ残ってるから……」
「いいから、いいから」
「もう、半助さん。さっきから『いいから、いいから』しか言ってませんよ!」
「そうだっけ?それよりも、こうやって二週間ぶりに空の顔を見れて……ほっとしてる」
実は半助と空、ふたりは二週間ぶりの再会となる。
忍術学園が長期休暇に入ったのと同時に半助に急遽忍びの任務が舞い込んできて、空ときり丸だけ先に町へと帰っていた。
きり丸とふたりだけで過ごす間、空はずっと半助の身を案じていた。
半助が無事に帰ってきて、今こうして目の前にいる。
その事実が嬉しくて、瞼の奥が熱くなった。
「私も。半助さんが怪我もなくて無事でよかった……。おかえりなさい」
「ただいま」
軽く微笑みを交わし合って、ふたりは唇を重ねる。
離れていた期間を埋めるように、何度も何度も口付けを交わす。
まだ雑用が残っている。
が、久しぶりの半助の唇の感触が心地よくて、その優先順位は下へと落ちてゆく。
唇が離れると、空は頬に朱色を散らせて半助を見つめていた。
「半助さん……」
「二週間も離れていたから……もう十分我慢した。今から空の可愛い声、たっぷり聞かせてもらうよ」
半助はあっという間に空の服を脱がしていく。
一糸まとわぬ姿になった空を視界に収めただけで半助の性器は鋼のように硬くなっていた。
ゴクリと喉を鳴らし、辛抱たまらんと空の胸に顔を埋め、頂きにかぶりついた。
「あぁっ」
「ん……可愛い。ここ、もうこんなに硬くして。寂しかった?」
相手に聞こえるようにわざと音を立てて吸い付きながら、もうひとつの頂きを指先で弾く。
敏感な突起だけを集中的に弄られて、久しぶりに訪れた甘い快感に空は発情を抑えられない。
すぐに理性を放棄した。
「うん、寂しかった……もっと、して……」
「いつもに増して素直だね。今日は一晩中離さないから覚悟して」
「もう……」
空は困ったように笑う。
それを合図として、半助は腹を空かせた猛獣のように空の柔らかい身体を貪りだした。
胸を揉みくちゃにし、全身に口づけの雨を降らせる。
女の入口から甘い露が滴り落ちれば、舌で掬い取るように舐めてその性のエキスを味わう。
空は終始淫らな表情でよがり続け、半助が作る快楽のリズムに合わせて腰を揺らしていた。
やがて、
「空……挿れるよ」
半助が空の脚の間に身体を滑り込ませる。
「あ……」
思わず空は身を捩る。
だが、半助は空の両膝をがっちりと両手で抑え込んだ。
「逃がさないよ」
「やだ……」
口ではそう言いながらも、期待の表情で股にあてがわれた硬いものを見つめる。
そのときだった。
ドンドンドンッ
「半助ぇ!空ちゃん!助けてぇぇぇ!」
「!」
戸を叩く音と女の悲鳴でふたりのお楽しみタイムは終了となった。
隣のおばちゃんが死に物狂いで助けを求めている。
半助と空、ふたりはしばし呆然とした。
「……」
半助の眉が毛虫のようにピクピクと痙攣している。
あと少しでめくるめく極上の世界が待っていたというのに。
せっかくの恋人との甘いひとときに水を差され、半助はかなり頭にきていた。
「ど、どうしましょうか……半助さん?隣のおばちゃん……こんな時間に何かあったんですかね?」
必死に叫び続けるおばちゃんに、ただならぬ雰囲気を感じた空はもうエッチどころではないようだ。
気が削がれた半助も何か事件でも起こったのかと次第に不安が強くなっていく。
「とにかく、一旦話を聞こう!」
大慌てでふたりは服を着て、戸の方へと向かった。
「隣のおばちゃん!どうしたんですか?こんな時間に?」
「半助ぇ!空ちゃん、助けてぇぇ!」
そう言って、隣のおばちゃんは半助に抱き着いてきた。
全身を震わせ、目には大粒の涙をためている。
「隣のおばちゃん、どうしたんですか!?」
「感じるの……誰かの視線を!」
「視線?」
「ここ最近、いつも誰かに見られてるような気がして。今夜は特に!これって以前空ちゃんが話してくれた『ストーカー』っていうやつよ!絶対そうだわ!」
「ストーカーですか……」
半助と空は思わず顔を見合わせた。
「怖くて怖くて、もう気になって眠れないの……実はね、私若い頃はこの町で評判の美人小町って言われてたの。年を取った今も美熟女としてチヤホヤされることも多いし……きっと誰かに狙われてるんだわ!」
「まぁ、そうでしたか……!」
「……」
おばちゃんの話を真に受け、納得している空とは対照的に、半助は「そうかぁ?」と一人怪訝な顔をしている。
小町だの、美熟女だの、いずれも初耳だったのだ。
それよりもおばちゃんの纏っている身拭に注目してしまう。
やたら少女趣味で派手な花柄があしらわれたその服が気になってしょうがなかった。
「半助さん、このままおばちゃんがストーカーに襲われたら大変かも」
「そうよ、半助!か弱き乙女の私が、乱暴されたらどうするの!?ああ、私の純潔が奪われちゃう……!」
同じ女性として、暴漢に怯えるおばちゃんの気持ちがよくわかると、空はすっかり同調してしまっている。
(び、美熟女ねぇ……う~ん……)
色々思うことはあるが、すがるような二人の視線を受け、半助は自分ができる限りのことをしようという思いに至っていた。
「事情はわかりました。おばちゃん、とりあえず、今夜はうちに泊まって!空はおばちゃんについててあげて。私は今から不審者がいないか調べてくるから」
というわけで半助はそのまま見回りに行ってしまった。
結局、隣のおばちゃんの言う「ストーカー」らしき男は一向に見つからなかった。
翌朝、
「あ~~久しぶりによく眠れたわ!ストーカー……私の勘違いだったのかしらね。早とちりしちゃったのかも。ウフフ。ごめんね、半助ぇ!」
と悪びれず言うおばちゃんに、一睡も出来ず目に隈をつくった半助は大きい溜息をついた。