土井先生の純情な感情【R-15】
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半助と空は恋人同士だからできる気持ちの良い行為の真っ最中であった。
空と身を一つにした半助は、何かにとりつかれたように腰を振っている。
「あっ、あっ、半助さんっ、おく、おくぅ、あたってるっ!」
だらしなく股を広げ、半助の雄を受け入れた空は気持ち良さによがっている。
「あぁ、だめぇ!!こんなに……子宮コンコンされたらぁ……赤ちゃんできちゃうぅっ!!」
「じゃあ、作ろうよ。空との子ども……たくさん欲しいな」
激しい半助の責めに、空は髪を振り乱して喘ぐ。
互いの性器が擦れ合う極上の快感。
切羽詰まった声をあげるふたりに、限界が迫ってきていた。
「半助さんっ……子種欲しいよぅ……私のナカに、いっぱい……出して!」
「ああ……たっぷりと注いで孕ませてあげるよ…………そろそろイキそうだ!」
「んぁっ、あぁぁぁん!」
ふたりは快感の絶頂にのぼりつめた。
半助の動きが止まり、空の最奥にじんわりと温かいものが広がっていく――
***
夢だった。
さっきまでの濃厚なラブシーンは全部半助の夢。
夢の過激さに、慌てて飛び起きた半助の顔は真っ赤だった。
興奮と焦りで、動悸が収まらない。
(いくら夢でも、なんちゅー夢……!)
(でも、ちょっと得したような……)
夢の中とはいえ、愛してやまない恋人を自由に抱けた。
にへらっと頬を緩めていると、一人の女性が近づいてきた。
「おはようございます。半助さん」
元気でいて、それでいて控えめさも含んだ声が響く。
同じ忍術学園で働き、そして半助の恋人である空だった。
「……!」
卑猥な夢を見た罪悪感で、半助の心臓がけたたましい音を立てる。
できるだけ平静を装って挨拶を返した。
「お、おはよう」
「昨日は遅くまで本を読んでましたね。でも、夢でうなされていましたよ……?」
「うなされてた?」
「はい、とても苦しそうにして……悪い夢でも見てるのかなって。私ときりちゃん心配してて」
「悪い夢……か」
そう言って、半助はぼーっと虚空を見つめる。
半助と空。
二人は晴れて恋人同士になったものの、まだ男と女の関係にはなっていない。
忍術学園では中々二人きりに慣れないし、たまの休みや長期休暇で家に帰れば、きり丸がいてやっぱり気を遣う。
だが、関係を進められない一番の理由は空にあった。
恋愛経験が皆無だった空は、超がつくほどの奥手なのだ。
かろうじて口付けだけは済ませているとはいえ、それだけで空は真っ赤になってぐったりしてしまう。
その先に進むなんて、今の段階ではとてもとても。
一度だけ雰囲気が盛り上がって、半助が空を押し倒したことがある。
が、
「やっぱり、怖いです……」
と涙声で訴えた彼女に気遣って、無理にそういう行為をしなくても、と自重していたのだ。
がっつかない年上の男の余裕を見せたい、というのもある。
しかし、最近はそうもいかない。
想いが通じて一緒にいる時間が増えれば増えるほど、身体のつながりがやはり欲しくなる。
抱きたいという衝動を毎日必死で抑えていた。
恋人になる前は恋焦がれる気持ちに散々悩まされたが、想いが成就したらしたで、色々と悩みは尽きない。
「はぁ……」
半助の口から大きいため息がこぼれた。
そんな半助とは全く正反対の、悩み知らずな少年、きり丸が半助のもとへ寄ってきた。
「おはようございます!土井先生。おれの方が早起きだなんて、だらしないなぁ!」
「……ほっとけ!それより今日は何のバイトなんだ?女装してるけど?」
「ところてん売りのバイトっす。最近、暑くなってきたから売れ行きがいいんですよ!」
「あっ!お前また『ファイバーところてん』とか怪しい名前つけて売りつけてるんじゃないだろうな?」
「だって、その方が女性にウケがいいんですもん!」
「きりちゃん!」
横から割って入った空は真剣に怒っている。
半助と同様、せこい真似が許せないのだろう。
きり丸はいつも穏やかな空の怒り様に驚き、萎縮している。
だが、空の口から出たのは予想外の言葉だった。
「きりちゃん、『ファイバー』以外にも、『ヘルシー』とか『オーガニック』って言葉も使うと、もっと売れると思う!」
ドヤ顔で自信満々にアドバイスする空に、きり丸も半助も大きくずっこける。
すぐ起き上がった半助が冷ややかな目で空を見た。
「空……最近、ますますきり丸に似てきたな……」
「そうですか?はは……。だって、せっかく売るなら完売目指したいじゃないですか!」
空は苦笑するしかなかった。
そんな中、きり丸はやれやれ…と起き上がった。
「そんなことより……お二人さん、今日子守のバイトよろしくお願いしますね!」
「あーそうだったな……んで、きり丸、今日は赤ん坊、何人なんだ?」
「六人です!」
「六人かぁ……」
「ふたりなら楽勝でしょ!んじゃあ、行ってきまーす!」
「楽勝ってあのな!」
半助の呟きは残された空しか聞いていない。
子守を軽々しく捉えるきり丸に、半助が再度深い溜息をついた。
空と身を一つにした半助は、何かにとりつかれたように腰を振っている。
「あっ、あっ、半助さんっ、おく、おくぅ、あたってるっ!」
だらしなく股を広げ、半助の雄を受け入れた空は気持ち良さによがっている。
「あぁ、だめぇ!!こんなに……子宮コンコンされたらぁ……赤ちゃんできちゃうぅっ!!」
「じゃあ、作ろうよ。空との子ども……たくさん欲しいな」
激しい半助の責めに、空は髪を振り乱して喘ぐ。
互いの性器が擦れ合う極上の快感。
切羽詰まった声をあげるふたりに、限界が迫ってきていた。
「半助さんっ……子種欲しいよぅ……私のナカに、いっぱい……出して!」
「ああ……たっぷりと注いで孕ませてあげるよ…………そろそろイキそうだ!」
「んぁっ、あぁぁぁん!」
ふたりは快感の絶頂にのぼりつめた。
半助の動きが止まり、空の最奥にじんわりと温かいものが広がっていく――
***
夢だった。
さっきまでの濃厚なラブシーンは全部半助の夢。
夢の過激さに、慌てて飛び起きた半助の顔は真っ赤だった。
興奮と焦りで、動悸が収まらない。
(いくら夢でも、なんちゅー夢……!)
(でも、ちょっと得したような……)
夢の中とはいえ、愛してやまない恋人を自由に抱けた。
にへらっと頬を緩めていると、一人の女性が近づいてきた。
「おはようございます。半助さん」
元気でいて、それでいて控えめさも含んだ声が響く。
同じ忍術学園で働き、そして半助の恋人である空だった。
「……!」
卑猥な夢を見た罪悪感で、半助の心臓がけたたましい音を立てる。
できるだけ平静を装って挨拶を返した。
「お、おはよう」
「昨日は遅くまで本を読んでましたね。でも、夢でうなされていましたよ……?」
「うなされてた?」
「はい、とても苦しそうにして……悪い夢でも見てるのかなって。私ときりちゃん心配してて」
「悪い夢……か」
そう言って、半助はぼーっと虚空を見つめる。
半助と空。
二人は晴れて恋人同士になったものの、まだ男と女の関係にはなっていない。
忍術学園では中々二人きりに慣れないし、たまの休みや長期休暇で家に帰れば、きり丸がいてやっぱり気を遣う。
だが、関係を進められない一番の理由は空にあった。
恋愛経験が皆無だった空は、超がつくほどの奥手なのだ。
かろうじて口付けだけは済ませているとはいえ、それだけで空は真っ赤になってぐったりしてしまう。
その先に進むなんて、今の段階ではとてもとても。
一度だけ雰囲気が盛り上がって、半助が空を押し倒したことがある。
が、
「やっぱり、怖いです……」
と涙声で訴えた彼女に気遣って、無理にそういう行為をしなくても、と自重していたのだ。
がっつかない年上の男の余裕を見せたい、というのもある。
しかし、最近はそうもいかない。
想いが通じて一緒にいる時間が増えれば増えるほど、身体のつながりがやはり欲しくなる。
抱きたいという衝動を毎日必死で抑えていた。
恋人になる前は恋焦がれる気持ちに散々悩まされたが、想いが成就したらしたで、色々と悩みは尽きない。
「はぁ……」
半助の口から大きいため息がこぼれた。
そんな半助とは全く正反対の、悩み知らずな少年、きり丸が半助のもとへ寄ってきた。
「おはようございます!土井先生。おれの方が早起きだなんて、だらしないなぁ!」
「……ほっとけ!それより今日は何のバイトなんだ?女装してるけど?」
「ところてん売りのバイトっす。最近、暑くなってきたから売れ行きがいいんですよ!」
「あっ!お前また『ファイバーところてん』とか怪しい名前つけて売りつけてるんじゃないだろうな?」
「だって、その方が女性にウケがいいんですもん!」
「きりちゃん!」
横から割って入った空は真剣に怒っている。
半助と同様、せこい真似が許せないのだろう。
きり丸はいつも穏やかな空の怒り様に驚き、萎縮している。
だが、空の口から出たのは予想外の言葉だった。
「きりちゃん、『ファイバー』以外にも、『ヘルシー』とか『オーガニック』って言葉も使うと、もっと売れると思う!」
ドヤ顔で自信満々にアドバイスする空に、きり丸も半助も大きくずっこける。
すぐ起き上がった半助が冷ややかな目で空を見た。
「空……最近、ますますきり丸に似てきたな……」
「そうですか?はは……。だって、せっかく売るなら完売目指したいじゃないですか!」
空は苦笑するしかなかった。
そんな中、きり丸はやれやれ…と起き上がった。
「そんなことより……お二人さん、今日子守のバイトよろしくお願いしますね!」
「あーそうだったな……んで、きり丸、今日は赤ん坊、何人なんだ?」
「六人です!」
「六人かぁ……」
「ふたりなら楽勝でしょ!んじゃあ、行ってきまーす!」
「楽勝ってあのな!」
半助の呟きは残された空しか聞いていない。
子守を軽々しく捉えるきり丸に、半助が再度深い溜息をついた。