本編③~カナズミシティの夜 クラブ・フェアリー潜入編
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マツヨは、ゴージャスボールをバトルコートに投げると中から光とともにアローラキュウコンが現れた。キュウコンは自慢の長い尾をゆらゆらと優雅に振りながらウォーグルをサファイアのような蒼い瞳でじっと見つめていた。
「アローラキュウコン!?タイプはこおり、フェアリーだよね。」シアはウォーグルに指示を考えていた瞬間だった。
「キュウコン、じゃれつく!」
マツヨは迷うことなくキュウコンに指示を出す。キュウコンは素早くウォーグル下に近づくと跳ね上がりウォーグルに覆いかぶさった。するとしなやかな手つきで体をくすぐるとパチパチと電流が走りウォーグルは身動き取れなくなってしまった。
「ウォーグル!」
シアが声を張り上げて呼びかけた瞬間であった。
「キュウコンやっておしまい!」
「れいとうビーム!」
マツヨの声を聞くとキュウコンはウォーグルの目の前で冷気の光線を瞬く速さで放ち大きな爆発音と共に煙が舞った。
「ウォーグルしっかり!」
シアが声を掛けた刹那であった。煙が消えると共にバトルコートに力なく横たわったウォーグルの姿が浮かび上がった。ウォーグルは力尽きてしまった。キュウコンは横たわるウォーグル冷たい眼差しを向けると「コォン」と勝ち誇るように鳴いた。
「ウォーグルもここまでが限界か。ピクシーからダメージを受けていたからね。」
バトルコート裏で眺めていたダイゴは静かにため息をついた。
「ありがとうウォーグル。お疲れ様。」
シアはウォーグルをボールに戻すと新たなモンスターボールを手に取った。そして2つ目のボールを手に取った。
「きっと勝利の手段がひらめくはず!」
「ゴー、ランターン!」
シアは気持ちの切り変えると勢いよくコートに投げた。ボールの中からはランターンが元気よく飛び出してきた。
ランターンはボールから出られて嬉しそうに頭の触覚を点滅させながらシアの周りをくるくると一周しバトルコートへ向かっていった。
「あら、水タイプのポケモンね」
「私のキュウコンを止められるかしら」
マツヨは勝ち誇ったような表情を見せるとランターンに指を向け口を開いた。
「キュウコン、じゃれつくよ!」
キュウコンはマツヨの声を聞くと迷うことなくランターンへ素早く駆け出していった。キュウコンがランターンに飛び掛ろうとした瞬間、シアは「今だ!」と呟くと口を開いた。
「フラッシュ!」
ランターンは触覚を眩く輝かせた。その光は夜のバトルコートでは一際眩しくバトルコートに居たダイゴでさえも目を手で覆わないと見ることができないほどであった。
キュウコンはランターンの光があまりにも眩しかったため怯んでしまい思わず目を瞑りじっと固まってしまった。
「ハイドロポンプ!」
シアはすかさずランターンに指示を出す。ランターンは水を溜め込むと力いっぱい大砲の様にキュウコンにぶつけた。圧倒的な威力でキュウコンは為す術も無く耐えることが出来ず倒れ込んでしまった。
「くっ・・・。」
マツヨは横たわったキュウコンを見ると悔しそうに顔をしかめた。
「よし、この調子だ!」
「シアちゃんのランターンは只者では無い気がしてたよ。」
ダイゴは思わず拳を握り安堵した表情を浮かべた。
のシア手元にはまだポケモンが2体いる。数では有利である。
「ヒュー!やるねえ、あの子。さすが姉さんが目をつけただけあるね」
「ただ、姉さんにはとっておきがまだ残ってるのさ。」
「姉さん、今夜は出すんだろ?」
ヘチマは腕を組みどこか含み笑いを浮かべながらコートのマツヨを見つめていた。
「とっておきって?」
ダイゴはヘチマの言葉がひっかかり聞き返すがヘチマは「まあ、見てな」と返事をするのみで答えはしなかった。
「フン、私をここまで追い詰めるだなんていい度胸じゃない。」
「でも、ネオラント町でポケモン勝負も1番はあたし」
「それだけは譲らせないわよ!」
キュウコンをボールに戻しながらマツヨは言い放つと最後のボールを手に取り見つめた。
「今夜は華麗に舞っちゃいなさい!」
「おいきなさい、ミミロップ!」
マツヨはボールを投げると勢いよくミミロップが飛び出してきた。ミミロップはランターンを見ると戦闘意欲が高まりステップを踏んで相手の動きを伺い始めた。
「ミミロップですか。素早そうなポケモンですが私のランターンの電気技の方が有利です!」
シアはミミロップの動きを読もうと観察する。すると、ミミロップの右足に金色で中心部に奇妙な模様の石をつけたアンクレットが付けられているのが目に入った。石はライトに照らされどこか奥ゆかしい輝きを放っていた。
「あれ、このミミロップ足になにかつけられていますね。なんだろう?」
「それは、まさか!メガストーン!!」
ダイゴは石を見ると驚き思わず立ち上がった。ミミロップがつけている石についてダイゴは何か知っているようだ。
「さあ、ミミロップ。今夜は私たちが1番輝くわよ!」
マツヨは横髪を右耳に掛けた。すると虹色に輝く大きな石のピアスが顕になった。ミミロップが身につけている石とは異なる模様が入っている。
「キーストーンまで!来るぞ、シアちゃん!!」
ダイゴは声を張上げた。これから起こることがダイゴには全てわかるかのようだった。
「来るって一体なんですか!?」
シアはダイゴが唯ならぬ表情をしていたが何が始まるのか全く想像がつかず頭の中はハテナでいっぱいで思考が回らなかった。
マツヨはクルッとターンを決めると「夜の花よ華麗に舞い降りよ。ミミロップメガシンカ!」とピアスの石に触れた。すると瞬く間にミミロップは光に包まれ姿が見えなくなった。
「何・・・?何が始まるの!?」
シアとランターンは目の前で起きていることが想像できず恐る恐る見つめることしかできなかった。
光が薄らぎ現れたミミロップの様子にシアは、衝撃を受けた。体は一回り大きくなり、更にはしなやかで強靭な足になっている。体つきや様子が明らかによく知っているミミロップとは一目瞭然だ。
「このポケモンは本当にミミロップなの!?」
シアはミミロップの変化に衝撃を受け呆然と立ち尽くしていた。
【メガシンカとは一体なんなのかシアには未知であった。予想もできない展開にシアには勝ち目はあるのだろうか?次回、VSメガシンカ!】
◀◀ To Be Continued
「アローラキュウコン!?タイプはこおり、フェアリーだよね。」シアはウォーグルに指示を考えていた瞬間だった。
「キュウコン、じゃれつく!」
マツヨは迷うことなくキュウコンに指示を出す。キュウコンは素早くウォーグル下に近づくと跳ね上がりウォーグルに覆いかぶさった。するとしなやかな手つきで体をくすぐるとパチパチと電流が走りウォーグルは身動き取れなくなってしまった。
「ウォーグル!」
シアが声を張り上げて呼びかけた瞬間であった。
「キュウコンやっておしまい!」
「れいとうビーム!」
マツヨの声を聞くとキュウコンはウォーグルの目の前で冷気の光線を瞬く速さで放ち大きな爆発音と共に煙が舞った。
「ウォーグルしっかり!」
シアが声を掛けた刹那であった。煙が消えると共にバトルコートに力なく横たわったウォーグルの姿が浮かび上がった。ウォーグルは力尽きてしまった。キュウコンは横たわるウォーグル冷たい眼差しを向けると「コォン」と勝ち誇るように鳴いた。
「ウォーグルもここまでが限界か。ピクシーからダメージを受けていたからね。」
バトルコート裏で眺めていたダイゴは静かにため息をついた。
「ありがとうウォーグル。お疲れ様。」
シアはウォーグルをボールに戻すと新たなモンスターボールを手に取った。そして2つ目のボールを手に取った。
「きっと勝利の手段がひらめくはず!」
「ゴー、ランターン!」
シアは気持ちの切り変えると勢いよくコートに投げた。ボールの中からはランターンが元気よく飛び出してきた。
ランターンはボールから出られて嬉しそうに頭の触覚を点滅させながらシアの周りをくるくると一周しバトルコートへ向かっていった。
「あら、水タイプのポケモンね」
「私のキュウコンを止められるかしら」
マツヨは勝ち誇ったような表情を見せるとランターンに指を向け口を開いた。
「キュウコン、じゃれつくよ!」
キュウコンはマツヨの声を聞くと迷うことなくランターンへ素早く駆け出していった。キュウコンがランターンに飛び掛ろうとした瞬間、シアは「今だ!」と呟くと口を開いた。
「フラッシュ!」
ランターンは触覚を眩く輝かせた。その光は夜のバトルコートでは一際眩しくバトルコートに居たダイゴでさえも目を手で覆わないと見ることができないほどであった。
キュウコンはランターンの光があまりにも眩しかったため怯んでしまい思わず目を瞑りじっと固まってしまった。
「ハイドロポンプ!」
シアはすかさずランターンに指示を出す。ランターンは水を溜め込むと力いっぱい大砲の様にキュウコンにぶつけた。圧倒的な威力でキュウコンは為す術も無く耐えることが出来ず倒れ込んでしまった。
「くっ・・・。」
マツヨは横たわったキュウコンを見ると悔しそうに顔をしかめた。
「よし、この調子だ!」
「シアちゃんのランターンは只者では無い気がしてたよ。」
ダイゴは思わず拳を握り安堵した表情を浮かべた。
のシア手元にはまだポケモンが2体いる。数では有利である。
「ヒュー!やるねえ、あの子。さすが姉さんが目をつけただけあるね」
「ただ、姉さんにはとっておきがまだ残ってるのさ。」
「姉さん、今夜は出すんだろ?」
ヘチマは腕を組みどこか含み笑いを浮かべながらコートのマツヨを見つめていた。
「とっておきって?」
ダイゴはヘチマの言葉がひっかかり聞き返すがヘチマは「まあ、見てな」と返事をするのみで答えはしなかった。
「フン、私をここまで追い詰めるだなんていい度胸じゃない。」
「でも、ネオラント町でポケモン勝負も1番はあたし」
「それだけは譲らせないわよ!」
キュウコンをボールに戻しながらマツヨは言い放つと最後のボールを手に取り見つめた。
「今夜は華麗に舞っちゃいなさい!」
「おいきなさい、ミミロップ!」
マツヨはボールを投げると勢いよくミミロップが飛び出してきた。ミミロップはランターンを見ると戦闘意欲が高まりステップを踏んで相手の動きを伺い始めた。
「ミミロップですか。素早そうなポケモンですが私のランターンの電気技の方が有利です!」
シアはミミロップの動きを読もうと観察する。すると、ミミロップの右足に金色で中心部に奇妙な模様の石をつけたアンクレットが付けられているのが目に入った。石はライトに照らされどこか奥ゆかしい輝きを放っていた。
「あれ、このミミロップ足になにかつけられていますね。なんだろう?」
「それは、まさか!メガストーン!!」
ダイゴは石を見ると驚き思わず立ち上がった。ミミロップがつけている石についてダイゴは何か知っているようだ。
「さあ、ミミロップ。今夜は私たちが1番輝くわよ!」
マツヨは横髪を右耳に掛けた。すると虹色に輝く大きな石のピアスが顕になった。ミミロップが身につけている石とは異なる模様が入っている。
「キーストーンまで!来るぞ、シアちゃん!!」
ダイゴは声を張上げた。これから起こることがダイゴには全てわかるかのようだった。
「来るって一体なんですか!?」
シアはダイゴが唯ならぬ表情をしていたが何が始まるのか全く想像がつかず頭の中はハテナでいっぱいで思考が回らなかった。
マツヨはクルッとターンを決めると「夜の花よ華麗に舞い降りよ。ミミロップメガシンカ!」とピアスの石に触れた。すると瞬く間にミミロップは光に包まれ姿が見えなくなった。
「何・・・?何が始まるの!?」
シアとランターンは目の前で起きていることが想像できず恐る恐る見つめることしかできなかった。
光が薄らぎ現れたミミロップの様子にシアは、衝撃を受けた。体は一回り大きくなり、更にはしなやかで強靭な足になっている。体つきや様子が明らかによく知っているミミロップとは一目瞭然だ。
「このポケモンは本当にミミロップなの!?」
シアはミミロップの変化に衝撃を受け呆然と立ち尽くしていた。
【メガシンカとは一体なんなのかシアには未知であった。予想もできない展開にシアには勝ち目はあるのだろうか?次回、VSメガシンカ!】
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