本編②~デボンコーポレーション潜入編
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ダイゴはまず1つ目のモンスターボールを取り出し投げて見せた。
「いけ、プテラ!」
するとモンスターボールは輝きを放つと中から巨大翼竜のような姿のポケモンが現れ翼を羽ばたかせながら悠々と研究室内を飛び回った。
「すごい、大きな翼のポケモン!」
シアは見たことない巨大なポケモンに目を輝かせていた。
「このポケモンはプテラと言ってね。ひみつのこはくと化石の一部を使って復元されたんだ」
「太古の時代では大きな翼で大空を飛び回ってたといわれているよ。」
プテラはある程度飛び回ると飽きたのか床に静かに降り立った。飛んでいた時も迫力があったが床に降りた姿も存在感が十分にあった。シアを遠くから鋭い目付きでじっと見ている。
「私、ひょっとしてプテラに警戒されちゃっているのでしょうか?」
遠くから見つめてくるプテラに距離を感じてしまいシアは少し寂しく感じた。
「いや、ボクのプテラはね いつも遠くから人を眺めることが好きなんだ。」
「どうやらしんちょうな性格みたいなんだ」
「そうなんですね。太古のポケモンが実はしんちょうな性格なのもいてなんだか面白いですね!」
化石ポケモンの意外な一面を知ることができシアはさらに興味を持った。
「では、次のポケモンを紹介するよ」
「いけ、アーマルド!」
ダイゴは再びモンスターボールを取り出し投げた。すると今度は全身が甲殻で巨大な爪を持つ二足歩行の怪獣のようなポケモンが現れた。
ポケモンは自慢の爪をシアに見せつけるかのように輝かせながら振りかざしている。
「このポケモンはアーマルド」
「硬い甲殻を持ち伸縮自在な両腕の爪で獲物を貫く技を持つポケモンだよ」
「全身に硬い甲殻を持つなんて強そう!」
「でも、こんなに強そうなのに絶滅してしまったのか気になりますね・・・。」シアはアーマルドを眺めながら顎に手を当てた。
ダイゴは興味深そうにアーマルドを眺めているシアを見ていると化石ポケモンに興味を持ち始めてくれたように感じ、胸が高鳴ってきた。そして、辺りに人がいないことを確認する。先程まで数人いた研究員は既に居なくなっており今は偽名で呼ぶ必要性が無いことを察する。
「さすがシアちゃん。いい所に気がついたね!」
「実はアーマルドの絶滅理由は謎に包まれていて未だに解明されていないんだよ」
「一説によると環境の変化と言われてたりもして研究者達は解明しようと研究しているよ」
「ボクもアーマルドのトレーナーとして謎を追っているんだ」
「ポケモンの絶滅にも謎があって面白いですね。」
「真実を解明しようとしているなんて化石ポケモンの研究員さんやトレーナーのダイゴさんはまるで探偵みたいですね!」
シアはアーマルドからダイゴに視線を戻すと微笑んだ。
探偵として活躍しているシアに「探偵みたい」と言われてダイゴは少し認められたような気がして照れくさそうに微笑んだ。実はダイゴはシアの様子を見ている内に密かに探偵に興味を持つようになっていた。
ダイゴは「コホン」と小さく咳払いをし平常さを取り戻すとモンスターボールを取り出した。
「じゃあ、最後のポケモンを出すよ」
「出てこい、ユレイドル!」
今度現れたのは、植物にており丸い胴体から枝のような長い首が伸び頭部には触手のようなのが数本伸びているなんとも風変わりで奇妙な見た目をしているポケモンだった。
ユレイドルはモンスターボールから出してくれたことに喜んでおり嬉しい感情がゆらゆら揺れている触手に現れている。
「このポケモンはユレイドル」
「ねっこのかせきから復元したリリーラというポケモンが進化した姿だよ」
「海の底でエサを探しながら歩き回るんだ」
「面白い見た目をしているポケモンですね!」
「つぶらな瞳が可愛いね」
シアは楽しそうにゆらゆらと揺れているユレイドルに愛嬌が芽生え興味津々で近づいて行った。
「ああ、シアちゃん!」
「しまった!」
ダイゴは突然シアに何かを伝えようと言いかけたが時すでに遅しであった。
「え、ダイゴさんなんですか?」
「ってうわあ!」
シアはダイゴの焦り声に耳を傾けた瞬間、ユレイドルが寄って来たシアに触手を伸ばし絡み始めた。身体に絡みついてきた触手はくねくねと動き冷たくて柔らかい不思議な感触と共に身体を擦られこそばゆさを感じていた。ユレイドルはご機嫌で身体を上下に動かしシアを触手で囲いなかなか離さない。
「あははは!!くすぐったいから!」
「私くすぐったいのは苦手なの!!」
絡みついたユレイドルの触手から逃れられなくなってしまったシアは為す術なく餌食となり翻弄されていた。
「キャハハ!もう限界!!やめ・・・。」
忙しなく迫ってくる瘙痒感に耐えられなくなってなって来たその時だった。
「こらこらユレイドル。やりすぎはダメだと言ったじゃないか」
「シアちゃんこっちだ」
ダイゴはため息をついて呆れ顔を浮かべたあと触手に囲まれているシアの肩を抱くとゆっくりと身体の方へ引き寄せた。
お気に入りになった人を引き離されしまいにはご主人に怒られてしまったユレイドルは頭部を下に向け小さくゆらゆら揺れておりどこかしょんぼりしている様に見えた。
「は~!助かりました。」
「とっても人懐っこい性格なこなんですね。」
ユレイドルの触手から解放されたシアは瘙痒感から解放され安堵していた。
「すまない、ボクのユレイドルは人が好きでね気に入った人にはつい絡んでしまうんだ」
「あんまりやりすぎたら嫌がられるぞとは何度も伝えてるのだけどね」
「気を取り直してどうだったかな?化石ポケモンは」
ダイゴはシアの肩を抱いたまま化石ポケモンの感想をとう。
シアは「そうですね」と呟き顎に手を当てて少し考え事をしてからゆっくりと口を開いた。
「はじめは機械から生まれたポケモンだなんて全く想像できませんでしたが化学の力で太古のポケモンと出会えるなんてどこか探究心を感じました」
「それに、実はちょっと怖いかなと思っていましたが実際に会ってみるとみんな魅力的なこ達ばかりだと知れて嬉しかったです。」
「ダイゴさん私の知らないことを教えてくださりありがとうございます。」
そう言うとシアはダイゴを見上げながら微笑んだ。
「よかった、シアちゃんに化石ポケモンの魅力について分かってもらえて」
「ボクも化石ポケモンに喜んでいるシアちゃんを見られて嬉しかったよ」
ダイゴは自分のポケモン達をシアに受け入れてもらえ魅力について理解してくれたことに喜びを感じていた。そして、シアとの仲とも深まりを感じ胸の奥に温かさを感じていた。
シアの肩を抱いたままダイゴは無言になる。シアもダイゴがなかなか肩から手を降ろさないので不思議に思い始めていた。
「シアちゃん、もしよかったら」
伏し目がちにダイゴが何かを言いかけた瞬間だった。
「ポン」
シアのスーツのポケットに入っていたモンスターボールが勝手に開きヘルガーが現れた。
「ヴヴ~、ヴゥゥ~!!」
勢いよく出てきたヘルガーはこわいかおをしダイゴ睨みながら低く唸り始めた。その形相は「ご主人から早く離れろ!」と言っているように見えた。
「はは、ヘルガー大丈夫、ボクは何もしてないよ」
ダイゴは今にも飛びかかって来そうな様子のヘルガーを見ると苦笑いをしながらシアの肩から手を降ろした。
「コラ!ヘルガー 勝手に出てきちゃダメでしょ」
「戻りなさい!」
シアはポケットからボールを取り出しヘルガーをボールに戻した。
「も~、なんで勝手に出てきたのかな」
「いつもはお行儀いいこなのに」
手に持ったボールを眺めながらため息を着く。
「ハハハ、シアちゃんのポケモンも個性的で見ていて面白いね」ダイゴは顎に手を当てながらクスッと笑った。
「個性があることはいいことなのですが・・・。」
シアが言いかけたその時だった。いきなり研究室の電気が消え辺りは急に暗闇に包まれた。ダイゴの姿も全く見えない。
「なに!?停電?」
突然周りが暗くなったことに驚きシアは思わず声を上げる。
「どうやらそうみたいだね。」
「でも、おかしいな本来なら・・・。」
暗闇の中でもダイゴは冷静に状況を推測しており停電に何やら疑問が浮かんでいた。
【化石ポケモンを通じてダイゴとまた距離が縮まったシア。しかし温かな時間はつかの間であった。】
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「いけ、プテラ!」
するとモンスターボールは輝きを放つと中から巨大翼竜のような姿のポケモンが現れ翼を羽ばたかせながら悠々と研究室内を飛び回った。
「すごい、大きな翼のポケモン!」
シアは見たことない巨大なポケモンに目を輝かせていた。
「このポケモンはプテラと言ってね。ひみつのこはくと化石の一部を使って復元されたんだ」
「太古の時代では大きな翼で大空を飛び回ってたといわれているよ。」
プテラはある程度飛び回ると飽きたのか床に静かに降り立った。飛んでいた時も迫力があったが床に降りた姿も存在感が十分にあった。シアを遠くから鋭い目付きでじっと見ている。
「私、ひょっとしてプテラに警戒されちゃっているのでしょうか?」
遠くから見つめてくるプテラに距離を感じてしまいシアは少し寂しく感じた。
「いや、ボクのプテラはね いつも遠くから人を眺めることが好きなんだ。」
「どうやらしんちょうな性格みたいなんだ」
「そうなんですね。太古のポケモンが実はしんちょうな性格なのもいてなんだか面白いですね!」
化石ポケモンの意外な一面を知ることができシアはさらに興味を持った。
「では、次のポケモンを紹介するよ」
「いけ、アーマルド!」
ダイゴは再びモンスターボールを取り出し投げた。すると今度は全身が甲殻で巨大な爪を持つ二足歩行の怪獣のようなポケモンが現れた。
ポケモンは自慢の爪をシアに見せつけるかのように輝かせながら振りかざしている。
「このポケモンはアーマルド」
「硬い甲殻を持ち伸縮自在な両腕の爪で獲物を貫く技を持つポケモンだよ」
「全身に硬い甲殻を持つなんて強そう!」
「でも、こんなに強そうなのに絶滅してしまったのか気になりますね・・・。」シアはアーマルドを眺めながら顎に手を当てた。
ダイゴは興味深そうにアーマルドを眺めているシアを見ていると化石ポケモンに興味を持ち始めてくれたように感じ、胸が高鳴ってきた。そして、辺りに人がいないことを確認する。先程まで数人いた研究員は既に居なくなっており今は偽名で呼ぶ必要性が無いことを察する。
「さすがシアちゃん。いい所に気がついたね!」
「実はアーマルドの絶滅理由は謎に包まれていて未だに解明されていないんだよ」
「一説によると環境の変化と言われてたりもして研究者達は解明しようと研究しているよ」
「ボクもアーマルドのトレーナーとして謎を追っているんだ」
「ポケモンの絶滅にも謎があって面白いですね。」
「真実を解明しようとしているなんて化石ポケモンの研究員さんやトレーナーのダイゴさんはまるで探偵みたいですね!」
シアはアーマルドからダイゴに視線を戻すと微笑んだ。
探偵として活躍しているシアに「探偵みたい」と言われてダイゴは少し認められたような気がして照れくさそうに微笑んだ。実はダイゴはシアの様子を見ている内に密かに探偵に興味を持つようになっていた。
ダイゴは「コホン」と小さく咳払いをし平常さを取り戻すとモンスターボールを取り出した。
「じゃあ、最後のポケモンを出すよ」
「出てこい、ユレイドル!」
今度現れたのは、植物にており丸い胴体から枝のような長い首が伸び頭部には触手のようなのが数本伸びているなんとも風変わりで奇妙な見た目をしているポケモンだった。
ユレイドルはモンスターボールから出してくれたことに喜んでおり嬉しい感情がゆらゆら揺れている触手に現れている。
「このポケモンはユレイドル」
「ねっこのかせきから復元したリリーラというポケモンが進化した姿だよ」
「海の底でエサを探しながら歩き回るんだ」
「面白い見た目をしているポケモンですね!」
「つぶらな瞳が可愛いね」
シアは楽しそうにゆらゆらと揺れているユレイドルに愛嬌が芽生え興味津々で近づいて行った。
「ああ、シアちゃん!」
「しまった!」
ダイゴは突然シアに何かを伝えようと言いかけたが時すでに遅しであった。
「え、ダイゴさんなんですか?」
「ってうわあ!」
シアはダイゴの焦り声に耳を傾けた瞬間、ユレイドルが寄って来たシアに触手を伸ばし絡み始めた。身体に絡みついてきた触手はくねくねと動き冷たくて柔らかい不思議な感触と共に身体を擦られこそばゆさを感じていた。ユレイドルはご機嫌で身体を上下に動かしシアを触手で囲いなかなか離さない。
「あははは!!くすぐったいから!」
「私くすぐったいのは苦手なの!!」
絡みついたユレイドルの触手から逃れられなくなってしまったシアは為す術なく餌食となり翻弄されていた。
「キャハハ!もう限界!!やめ・・・。」
忙しなく迫ってくる瘙痒感に耐えられなくなってなって来たその時だった。
「こらこらユレイドル。やりすぎはダメだと言ったじゃないか」
「シアちゃんこっちだ」
ダイゴはため息をついて呆れ顔を浮かべたあと触手に囲まれているシアの肩を抱くとゆっくりと身体の方へ引き寄せた。
お気に入りになった人を引き離されしまいにはご主人に怒られてしまったユレイドルは頭部を下に向け小さくゆらゆら揺れておりどこかしょんぼりしている様に見えた。
「は~!助かりました。」
「とっても人懐っこい性格なこなんですね。」
ユレイドルの触手から解放されたシアは瘙痒感から解放され安堵していた。
「すまない、ボクのユレイドルは人が好きでね気に入った人にはつい絡んでしまうんだ」
「あんまりやりすぎたら嫌がられるぞとは何度も伝えてるのだけどね」
「気を取り直してどうだったかな?化石ポケモンは」
ダイゴはシアの肩を抱いたまま化石ポケモンの感想をとう。
シアは「そうですね」と呟き顎に手を当てて少し考え事をしてからゆっくりと口を開いた。
「はじめは機械から生まれたポケモンだなんて全く想像できませんでしたが化学の力で太古のポケモンと出会えるなんてどこか探究心を感じました」
「それに、実はちょっと怖いかなと思っていましたが実際に会ってみるとみんな魅力的なこ達ばかりだと知れて嬉しかったです。」
「ダイゴさん私の知らないことを教えてくださりありがとうございます。」
そう言うとシアはダイゴを見上げながら微笑んだ。
「よかった、シアちゃんに化石ポケモンの魅力について分かってもらえて」
「ボクも化石ポケモンに喜んでいるシアちゃんを見られて嬉しかったよ」
ダイゴは自分のポケモン達をシアに受け入れてもらえ魅力について理解してくれたことに喜びを感じていた。そして、シアとの仲とも深まりを感じ胸の奥に温かさを感じていた。
シアの肩を抱いたままダイゴは無言になる。シアもダイゴがなかなか肩から手を降ろさないので不思議に思い始めていた。
「シアちゃん、もしよかったら」
伏し目がちにダイゴが何かを言いかけた瞬間だった。
「ポン」
シアのスーツのポケットに入っていたモンスターボールが勝手に開きヘルガーが現れた。
「ヴヴ~、ヴゥゥ~!!」
勢いよく出てきたヘルガーはこわいかおをしダイゴ睨みながら低く唸り始めた。その形相は「ご主人から早く離れろ!」と言っているように見えた。
「はは、ヘルガー大丈夫、ボクは何もしてないよ」
ダイゴは今にも飛びかかって来そうな様子のヘルガーを見ると苦笑いをしながらシアの肩から手を降ろした。
「コラ!ヘルガー 勝手に出てきちゃダメでしょ」
「戻りなさい!」
シアはポケットからボールを取り出しヘルガーをボールに戻した。
「も~、なんで勝手に出てきたのかな」
「いつもはお行儀いいこなのに」
手に持ったボールを眺めながらため息を着く。
「ハハハ、シアちゃんのポケモンも個性的で見ていて面白いね」ダイゴは顎に手を当てながらクスッと笑った。
「個性があることはいいことなのですが・・・。」
シアが言いかけたその時だった。いきなり研究室の電気が消え辺りは急に暗闇に包まれた。ダイゴの姿も全く見えない。
「なに!?停電?」
突然周りが暗くなったことに驚きシアは思わず声を上げる。
「どうやらそうみたいだね。」
「でも、おかしいな本来なら・・・。」
暗闇の中でもダイゴは冷静に状況を推測しており停電に何やら疑問が浮かんでいた。
【化石ポケモンを通じてダイゴとまた距離が縮まったシア。しかし温かな時間はつかの間であった。】
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