探偵はモンスターボールの中~side story
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※本編「chapter5~依頼人を惹きつけるアロマとアクアリウム」のサイドストーリーです。
喫茶ペルレイでは夜8時の営業を終えシアは閉店作業をしていた。いつものように食器類や使い終えたサイフォンを洗っていると
「あ~!」
ロタラが突然大きな声を出した。
「どうしました?」
シアは洗い物をしていた手を止めロタラの方へ向かう。
「ダイゴさんにサイン貰うの忘れてたわ~!」
ロタラは肩を落とし落胆している様子を見せた。
気落ちしているロタラとは裏腹にシアは(なんだ、そんなことか)と安堵していた。
「ロタラさん、そんなにしょんぼりしないでください」
「また来ますよ。ダイゴさんは」ゆっくりと頷いた。
「なんでわかるの~?」
「それは、ですね~。」
シアは何処か自信のある表情をする。
一方その頃ダイゴはツワブキ邸にて
「あの石を水槽に入れたらどうだろう?」
「トクサネシティの家にいくつかあったような・・・。」
何やら腕を組みながらブツブツと独り言を言っていた。
「シアちゃんは水槽に溶岩石を入れていたけどえんとつやまで採取した溶岩石も綺麗なんだよな・・・。」
ダイゴが思い思いに耽っていると背後から「坊っちゃま、どうかしましたか?」とムギが訊ねてきた。
「いや、なんでもないよ」
何処か焦った表情を見せてダイゴは咄嗟に答える。
ダイゴの何かを隠しているような態度にムギはどこか不思議に思ったが「そうでございますか。では、失礼します。」と業務へ戻っていった。
ムギが去ったことを確認するとDフォンを取り出しフォトアプリを開く。すると先程撮影した喫茶ペルレイの水槽の写真が画面に表示された。ダイゴは写真を眺めながら「シアちゃんとはいい石友にもなれそうだな」とまたしても一人思いに耽けるのであった。
【END】
喫茶ペルレイでは夜8時の営業を終えシアは閉店作業をしていた。いつものように食器類や使い終えたサイフォンを洗っていると
「あ~!」
ロタラが突然大きな声を出した。
「どうしました?」
シアは洗い物をしていた手を止めロタラの方へ向かう。
「ダイゴさんにサイン貰うの忘れてたわ~!」
ロタラは肩を落とし落胆している様子を見せた。
気落ちしているロタラとは裏腹にシアは(なんだ、そんなことか)と安堵していた。
「ロタラさん、そんなにしょんぼりしないでください」
「また来ますよ。ダイゴさんは」ゆっくりと頷いた。
「なんでわかるの~?」
「それは、ですね~。」
シアは何処か自信のある表情をする。
一方その頃ダイゴはツワブキ邸にて
「あの石を水槽に入れたらどうだろう?」
「トクサネシティの家にいくつかあったような・・・。」
何やら腕を組みながらブツブツと独り言を言っていた。
「シアちゃんは水槽に溶岩石を入れていたけどえんとつやまで採取した溶岩石も綺麗なんだよな・・・。」
ダイゴが思い思いに耽っていると背後から「坊っちゃま、どうかしましたか?」とムギが訊ねてきた。
「いや、なんでもないよ」
何処か焦った表情を見せてダイゴは咄嗟に答える。
ダイゴの何かを隠しているような態度にムギはどこか不思議に思ったが「そうでございますか。では、失礼します。」と業務へ戻っていった。
ムギが去ったことを確認するとDフォンを取り出しフォトアプリを開く。すると先程撮影した喫茶ペルレイの水槽の写真が画面に表示された。ダイゴは写真を眺めながら「シアちゃんとはいい石友にもなれそうだな」とまたしても一人思いに耽けるのであった。
【END】