<デュエルアカデミア編>

「お~い![#dn=2#]!!やっと追いついたよ!やっぱりアンタの後ついてきて正解だったよ~!」
突然、女子生徒と同じ緑の制服を着た桃色の長い髪ツインテールをし、スラっとした体系の美少女が女子生徒に駆け寄ってきた。俗にいう学校のアイドルとでもいうのだろうか。それぐらいのどんな誉め言葉を掛けてもその美少女には当てはまると思う容姿であった。


 [#dn=2#]と呼ばれた女子生徒は「リオ!」と美少女名前を呼び安堵した表情を見せた。しかしその後、呆れた表情を浮かべ「ねぇ、リオの方向音痴そろそろなんとかならない?」と美少女の遅い到着を指摘した。


 するとリオは「だってこの島意外と広いからさ~」っとよく聞く言い訳をしながらわざとらしくぷぅっと頬を膨らました。これが世の中の男性にはまだ喜ばれるのだろうか。[#dn=2#]は、彼女の態度や言い訳も聞き飽きていたようで「確かに広いけど、何度もここ一緒にパトロールで回ったでしょ。」さらにあきれ顔で確認した。


 リオは「まぁね~。でも、[#dn=2#]がいつも一緒だから大丈夫だよ」文章にするといかにも語尾にハートマークがつきそうな口調で呆れているなずなをなだめた。


 さらに呆れたのか[#dn=2#]が「はぁ~」と長い溜息を一つ漏らすと、しびれを切らしたのかとうとう男子生徒が「おい!今度はなんだ!俺たちは今こいつに用があるんだ!」「そうだ!世間話もいい加減にしろ!!俺たちはこれからデュエルするから忙しんだ!」と口々に怒鳴りつけてきた。

 
 リオは怒鳴り声を聞くと、とっさに怒鳴った主の方に向き直り先ほどの甘えた表情とは一変し男子生徒達をにらみつけた。そして、「私、さっきからあんたたちの話聞いてたんだけど一人のかわゆい乙女相手に野郎が二人でデュエルを挑むなんてずいぶん悪趣味なのね」と一言を放った。


 男子生徒はリオの一言に腹を立てたのか「なんだとぉ!?」と再度怒鳴りながら二人の倫理委員会を威嚇した。しかしそれは効果がもうない状態に等しかった。


 いらつきを見せた男子生徒を見てリオがさらに「でも、残念ねぇ。私が来たからにはあなたたちの思い通りのデュエルはできないみたい」と男子生徒に対し少々高飛車な口調でさらに言い聞かせた。


 [#dn=2#]は「リオ、一緒に戦ってくれるの?」と恐る恐る尋ねると、リオは「あったりまえじゃない!私と[#dn=2#]は私たちの仲間でしょ?」と微笑みながら答えた。リオの微笑みを見て[#dn=1#]は安心し同じく微笑みながら「ありがとう・・・。」とお礼を告げた。

 
 [#dn=2#]のお礼と笑顔に嬉しくなったリオは少々照れ隠しであるのか「あと、[#dn=2#]と一緒にいると功績もあがるしね」と言い少し悪戯っぽい表情を見せた。
[#dn=2#]はリオの一言を聞き「やっぱり、功績狙いかいっ!」「・・・でも、リオらしいけど」と彼女とは付き合いが長いのかすぐに彼女のジョークをすぐに受け止め代わりに「うっ・・・。」と苦笑いをリオに返した。


 一方、二人の男子生徒は「なんだ、あいつらやっぱ二人で来るらしいぜ」「フン、まあいい。所詮雑魚が一人増えただけだ。倫理委員会なんぞ俺なんかの敵ではない」と怖いものが無い表情を見せながら言い放ち、「おい!お前ら二人でもかまわんからさっさとデュエルだ!」と怒鳴りデュエルディスクを構えた。


 怒鳴り声を聞き「もぁ~、何カッカしちゃってぇ、そんなに倫理委員会とデュエルしたいわけ?しょうがないなぁ~。いくよ、[#dn=2#]!!」とリオが[#dn=2#]に掛け声を送る。
[#dn=2#]は「うん!」と笑顔と共に返事をすると二人も勇ましくデュエルディスクを構えた。




「デュエル!!」
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