<デュエルアカデミア編>
「貴方の悪事もそこまでですよ!」
ピカッとその声と共に突然、強い光が目の前に差し掛かった。
「ぐわっ!?なんだ?」
「ヒィっ!?」
男子生徒達は、突然の強い光に目がくらんでいたが光を手で遮ながら目を細め光の元を探した。
すると、そこには懐中電灯を持った普段あまり見覚えのない緑の制服を着た女子生徒が立っていた。左腕には、デュエルディスクを付けている。
緑の制服の女子生徒を見て何か大変なことに気づいたのか一人の男子生徒が叫んだ。
「あっ、やべぇよ!こいつ倫理委員会のやつだ!!」
すると、カードを無理やり奪った男子生徒が「倫理委員会?あの、泣く子も黙るデュエルアカデミアの倫理委員ってやつか。フン、どうせ迷信だろう!」と言いながら女子生徒をあざ笑っていた。
女子生徒は、男子生徒二人の会話や態度に全く怯まず険しい表情を向け立っていた。
そして、「この学校では恐喝によるカードの交換・譲渡は禁止されていますよ」と厳しく言い放った。
すると、先ほどまで人のカードを奪おうとしていた男子生徒が怯えているカードの持ち主に「俺たち、そんなことなんてしてないぜ?そうだよなぁ?」と問いかけながら目線を向けた。
問いかけに対し、持ち主の男子生徒は「うん・・・。」と下を向きながら弱々しく返答をした。だが、悲しそうな表情を見る限りとても本心で話しているとは思えない。
女子生徒は「いいえ、私は先ほどまであなたたちの会話を聞かせていただきました。デュエルアカデミアでは、恐喝や脅しによるカードのトレードは原則禁止しております。校則を破ると留年または退学、罰則が施されますよ。」とさらに険しい表情で言い放った。
女子生徒の教訓に対して、男子生徒は校則が絡んでくると流石にごまかす手がもう思いつかない様子であった。しかし、ふと女子生徒の右腕についていた黄色の腕章が目に入り、その腕章の意味がラー・イエローのクラスを意味することだと気づくと何か悪知恵が働いたのか「では、これでどうだ?今から俺とこいつが組みタッグデュエルでもしお前が勝ったら俺たちは潔く認めてやるよ。でも、お前が負けたらこのことはチャラってことでいいよな?」と何か企んだ表情でデュエルを女子生徒に申し込んできた。
いきなりのデュエルの申し込みに女子生徒は「それって、つまり2対1ってこと!?」と驚きながら聞き返した。タッグデュエルなのに2対1で行うことは明らかに反則である。
男子生徒は少し驚いた表情を見せた女子生徒を見てにやけながら「そうだ、倫理委員会なんだからオベリスク・ブルーの生徒2人相手したって問題ないよな?」と発破をかけてきた。
女子生徒は、「ええっ・・・」っと呟き先ほどまでの男子生徒の言動に怖気づかなかった様子から一変し、表情に焦りが見えてきた。その様子を見ているとどうやら複数の相手とデュエルすることに慣れていない様子であることが伺える。
女子生徒の焦りと強張った表情を見て、男子生徒達は自分たちの勝利が目に見えていることを悟ったのか「ほら、さっきの威勢はどうした?もしかして怖気づいたのか?ハハハハハ!!」とさらに発破をかけてきた。
女子生徒は、「どこまで、卑怯な連中なんだろう。あの人たちは独りよがりのデュエルを押し付けて優越感に浸りたいだけの最低な人間だな」と男子生徒達に対して憤りの念を感じていた。しかし、「ここで私が引き下がったら大切なカードと一生離れ離れになってしまう男子生徒が可哀そうだ。だから、私が力になって助けてあげなくては」と心に言い聞かせ意を決し、彼女に対してとてもハンデがあるデュエルを引き受けることにした。
そして、「わかりました」と女子生徒が対戦相手二人に返答をすると次の瞬間だった!
ピカッとその声と共に突然、強い光が目の前に差し掛かった。
「ぐわっ!?なんだ?」
「ヒィっ!?」
男子生徒達は、突然の強い光に目がくらんでいたが光を手で遮ながら目を細め光の元を探した。
すると、そこには懐中電灯を持った普段あまり見覚えのない緑の制服を着た女子生徒が立っていた。左腕には、デュエルディスクを付けている。
緑の制服の女子生徒を見て何か大変なことに気づいたのか一人の男子生徒が叫んだ。
「あっ、やべぇよ!こいつ倫理委員会のやつだ!!」
すると、カードを無理やり奪った男子生徒が「倫理委員会?あの、泣く子も黙るデュエルアカデミアの倫理委員ってやつか。フン、どうせ迷信だろう!」と言いながら女子生徒をあざ笑っていた。
女子生徒は、男子生徒二人の会話や態度に全く怯まず険しい表情を向け立っていた。
そして、「この学校では恐喝によるカードの交換・譲渡は禁止されていますよ」と厳しく言い放った。
すると、先ほどまで人のカードを奪おうとしていた男子生徒が怯えているカードの持ち主に「俺たち、そんなことなんてしてないぜ?そうだよなぁ?」と問いかけながら目線を向けた。
問いかけに対し、持ち主の男子生徒は「うん・・・。」と下を向きながら弱々しく返答をした。だが、悲しそうな表情を見る限りとても本心で話しているとは思えない。
女子生徒は「いいえ、私は先ほどまであなたたちの会話を聞かせていただきました。デュエルアカデミアでは、恐喝や脅しによるカードのトレードは原則禁止しております。校則を破ると留年または退学、罰則が施されますよ。」とさらに険しい表情で言い放った。
女子生徒の教訓に対して、男子生徒は校則が絡んでくると流石にごまかす手がもう思いつかない様子であった。しかし、ふと女子生徒の右腕についていた黄色の腕章が目に入り、その腕章の意味がラー・イエローのクラスを意味することだと気づくと何か悪知恵が働いたのか「では、これでどうだ?今から俺とこいつが組みタッグデュエルでもしお前が勝ったら俺たちは潔く認めてやるよ。でも、お前が負けたらこのことはチャラってことでいいよな?」と何か企んだ表情でデュエルを女子生徒に申し込んできた。
いきなりのデュエルの申し込みに女子生徒は「それって、つまり2対1ってこと!?」と驚きながら聞き返した。タッグデュエルなのに2対1で行うことは明らかに反則である。
男子生徒は少し驚いた表情を見せた女子生徒を見てにやけながら「そうだ、倫理委員会なんだからオベリスク・ブルーの生徒2人相手したって問題ないよな?」と発破をかけてきた。
女子生徒は、「ええっ・・・」っと呟き先ほどまでの男子生徒の言動に怖気づかなかった様子から一変し、表情に焦りが見えてきた。その様子を見ているとどうやら複数の相手とデュエルすることに慣れていない様子であることが伺える。
女子生徒の焦りと強張った表情を見て、男子生徒達は自分たちの勝利が目に見えていることを悟ったのか「ほら、さっきの威勢はどうした?もしかして怖気づいたのか?ハハハハハ!!」とさらに発破をかけてきた。
女子生徒は、「どこまで、卑怯な連中なんだろう。あの人たちは独りよがりのデュエルを押し付けて優越感に浸りたいだけの最低な人間だな」と男子生徒達に対して憤りの念を感じていた。しかし、「ここで私が引き下がったら大切なカードと一生離れ離れになってしまう男子生徒が可哀そうだ。だから、私が力になって助けてあげなくては」と心に言い聞かせ意を決し、彼女に対してとてもハンデがあるデュエルを引き受けることにした。
そして、「わかりました」と女子生徒が対戦相手二人に返答をすると次の瞬間だった!