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文披31題-2025- 創作の夏。

 空が暗くなってきたかも、と感じたのはやはり間違いではなかった。ぽつりぽつりと雨が落ち始め、やがて本格的な雨に変わる。
「洗濯物!」
 慌てて取り込んだのは良いものの、ぐっしょりと濡れてしまったそれらに大きな溜息をつく。仕方がないので洗濯機を回し直して、近くのコインランドリーに持ち込んだ。
「あ」
「こんにちは」
 椅子に座って乾燥が終わるのを待っていたのは、少し気になる隣人の女性だ。
「もしかしてこの雨で?」
「はい、全部濡れちゃって」
 一緒です、と笑う彼女の笑顔にドキッとする。雨は既に止んで、空には綺麗な虹がかかっていた。一緒に虹を見上げて、少しだけ彼女と近づけた気がするから…にわか雨を恨むのは辞めておこうか。
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