文披31題-2025- 創作の夏。

 ガリ、という音と共に、右手に鈍い痛みが走る。驚いて手を引けば、くっきりとした歯形に自分の血が滲んでいた。
「あーあ、悪い子」
 そう口にすれば、こちらを睨む瞳に少しだけ怯えの色が浮かぶ。そんな顔をするくらいなら、牙なんかむかなきゃ良いのに。
 さて…じゃあ、お仕置きの時間といこうか。
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