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この遊園地であなたと

 そして、一年後。
「樹里さん!お待たせしました!」
「待ってたよ、菜子ちゃん。いらっしゃい」
 私達の左手首には、あの日一緒に選んだお揃いのブレスレットが光っている。樹里さんの通う大学はレベルが高くて受験勉強は大変だったけど、何とか同じ大学に進学が決まった。東京の家賃は高いから、と樹里さんが両親に提案してくれて、私達の関係はまだ内緒だけれど、春からルームシェアをすることになった。
「まずは生活用品を買いに行こっか!」
「はい!」
 これからの生活を思い、自然と頬が綻ぶ。私と手を繋ぐ樹里さんもとても楽しそうで、一緒にたくさんの生活用品を買い込んだ。思い出の遊園地はもう緑地公園になってしまったけれど、私達はこれからもずっと隣で、手を繋いで生きていく。
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