第一話「クレイジーな俺様と芋剥きマスター」
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グラグラグラ…
「なんだこの振動は?」
洞窟全体が揺れてる?!まさか火山が噴火するとか?!
「わーっ!」
「っつあ!ユリ!」
揺れで俺様の後ろにいたユリがポーンッと飛んで来て慌てて捕まえる。
「はぁ…ありがと、ヴァン」
「いい。けど俺様はユリと結婚する気はないからな?」
さっきの馬鹿共の冗談もあるので先に断っておく。
「は?何言ってるの?ぷっ、僕が?僕がヴァンと結婚とか?熱あるのヴァン~」
「なんかスゲーイラッとするけど…」
「あはは。ヴァンは好きだけど僕は誰とも結婚する気はないよ?
…自分の両親を見てると、ね。絶対したくない」
少し影のある表情でユリは視線をずらす。
(そういやユリの母親の家庭、複雑だもんなー)
「それより、早くしないと運搬ボーナスなくなっちゃうよ?クソジジイ様にみんな持ってかれちゃうよ!」
「あぁ、いけね。急ぐぞユリ!」
「うん!」
揺れる洞窟の中、地底湖に向かって走る。
「おっし、ノーザンライツ団斬り込み隊長、漆黒のクレイジードラゴン・ヴァン様登場ー!!」
地底湖の底では既にクソジジイが自分の袋にお宝を詰めていた。ってかいつの間にか水がなくなってるなー。
「同じくノーザンライツ団雑用係ユリさん…うわっ!」
何もないとこでつまづいて転びそうになるユリを受け止めて、お宝のそばに下してやる。
「ありがと、ヴァン」
「いいって。お前はもう少し運動神経のレベルあげないとなー」
「それはほとんど生まれた時に決まるステータスだから無理~」
まぁ、変わらない、変えられないってのはいっぱいあるよな。よくも悪くも。
「…じいちゃん認めないからな、認めないからな…」
ダークなオーラ発しながらもくもくと袋に金貨だけを詰めていくクソジジイがうざいが、俺様も自分のお宝を入れる用の袋に高そうなのを選んで詰めていく。
「あ、これ可愛いなぁ~。このティーポットでお茶沸かしたら…ふふふっ」
「おい、ユリ.おままごとじゃないんだからさっさと価値のある物詰めた方がいいぞ」
そんな食器だとか、割れちまったら意味ないし。この頭脳明晰世界一の天才クレイジーなヴァン様は宝石だけを袋に詰め込む。
「大変です!船長!ヴァン、ユリ!この洞窟、あんの馬鹿のせいで崩れそうです!」
あれ…俺様、耳腐ったかな……なんか、山羊野郎が今、洞窟崩れそうですとか言わなかったか?
「おーい、お宝は~?」
血相を変えてやって来るアルム兄貴の後ろからちょっとマイペースな副船長が走って来る。
…今のアルム兄貴の声、届いてないのか?
ってか、やべ!逃げないと!!
俺様は食器ばかり詰めているユリの手を掴んですぐに引き返す。うん、クソジジイは本気出したら速い。もうアルム兄貴達を追い抜いて走って行った。
「あ、まだまだいっぱいある。どれにしようかな~…この骨、王冠被ってる。可愛いなぁ~、これにしようかな~」
「!!カンパニュラさん!!」
全員アルム兄貴の警告でお宝から離れていたと思っていた…のに、振り返った時見てしまった…天井が崩れて…副船長目掛けて落ちてくる!
(くそっ!駄目だ…間に合わね…!)
副船長を助けに駆け寄った兄貴も…巨大な岩の下敷きになる…最悪な光景が、起きようとしたその時
シュバッ
風を斬るような音と、閃光が走った。
「な、何が…」
揺れまで止まっている。一体何が起きたんだ?!ってか天井が、ない?!
チャキン
すぐに、その理由は分かった…副船長が、落ちて来た天井を斬り裂いたんだ!!
「お父さんかっこいい~!!」
ユリが俺様の下で目を輝かせながら自分の父を褒める。
「は、はぁ…助かった……ってかあんたむちゃくちゃだよ!!何トンあると思ってんだあの岩!ってか天井だよてんじょぉおお!!洞窟の、て、ん、じょ、オォ!!」
キレまくっているアルム兄貴をどこ吹く風と…涼しい顔して副船長は言った。
「なに、其処に邪魔な岩があったんで斬っただけさ」
…と。
俺様、思うんだが…クソジジイといい、このカンパニュラといい……
ありえねぇよお前ら!!!本当に人間かよぉおおおおおお!!!
「なんだこの振動は?」
洞窟全体が揺れてる?!まさか火山が噴火するとか?!
「わーっ!」
「っつあ!ユリ!」
揺れで俺様の後ろにいたユリがポーンッと飛んで来て慌てて捕まえる。
「はぁ…ありがと、ヴァン」
「いい。けど俺様はユリと結婚する気はないからな?」
さっきの馬鹿共の冗談もあるので先に断っておく。
「は?何言ってるの?ぷっ、僕が?僕がヴァンと結婚とか?熱あるのヴァン~」
「なんかスゲーイラッとするけど…」
「あはは。ヴァンは好きだけど僕は誰とも結婚する気はないよ?
…自分の両親を見てると、ね。絶対したくない」
少し影のある表情でユリは視線をずらす。
(そういやユリの母親の家庭、複雑だもんなー)
「それより、早くしないと運搬ボーナスなくなっちゃうよ?クソジジイ様にみんな持ってかれちゃうよ!」
「あぁ、いけね。急ぐぞユリ!」
「うん!」
揺れる洞窟の中、地底湖に向かって走る。
「おっし、ノーザンライツ団斬り込み隊長、漆黒のクレイジードラゴン・ヴァン様登場ー!!」
地底湖の底では既にクソジジイが自分の袋にお宝を詰めていた。ってかいつの間にか水がなくなってるなー。
「同じくノーザンライツ団雑用係ユリさん…うわっ!」
何もないとこでつまづいて転びそうになるユリを受け止めて、お宝のそばに下してやる。
「ありがと、ヴァン」
「いいって。お前はもう少し運動神経のレベルあげないとなー」
「それはほとんど生まれた時に決まるステータスだから無理~」
まぁ、変わらない、変えられないってのはいっぱいあるよな。よくも悪くも。
「…じいちゃん認めないからな、認めないからな…」
ダークなオーラ発しながらもくもくと袋に金貨だけを詰めていくクソジジイがうざいが、俺様も自分のお宝を入れる用の袋に高そうなのを選んで詰めていく。
「あ、これ可愛いなぁ~。このティーポットでお茶沸かしたら…ふふふっ」
「おい、ユリ.おままごとじゃないんだからさっさと価値のある物詰めた方がいいぞ」
そんな食器だとか、割れちまったら意味ないし。この頭脳明晰世界一の天才クレイジーなヴァン様は宝石だけを袋に詰め込む。
「大変です!船長!ヴァン、ユリ!この洞窟、あんの馬鹿のせいで崩れそうです!」
あれ…俺様、耳腐ったかな……なんか、山羊野郎が今、洞窟崩れそうですとか言わなかったか?
「おーい、お宝は~?」
血相を変えてやって来るアルム兄貴の後ろからちょっとマイペースな副船長が走って来る。
…今のアルム兄貴の声、届いてないのか?
ってか、やべ!逃げないと!!
俺様は食器ばかり詰めているユリの手を掴んですぐに引き返す。うん、クソジジイは本気出したら速い。もうアルム兄貴達を追い抜いて走って行った。
「あ、まだまだいっぱいある。どれにしようかな~…この骨、王冠被ってる。可愛いなぁ~、これにしようかな~」
「!!カンパニュラさん!!」
全員アルム兄貴の警告でお宝から離れていたと思っていた…のに、振り返った時見てしまった…天井が崩れて…副船長目掛けて落ちてくる!
(くそっ!駄目だ…間に合わね…!)
副船長を助けに駆け寄った兄貴も…巨大な岩の下敷きになる…最悪な光景が、起きようとしたその時
シュバッ
風を斬るような音と、閃光が走った。
「な、何が…」
揺れまで止まっている。一体何が起きたんだ?!ってか天井が、ない?!
チャキン
すぐに、その理由は分かった…副船長が、落ちて来た天井を斬り裂いたんだ!!
「お父さんかっこいい~!!」
ユリが俺様の下で目を輝かせながら自分の父を褒める。
「は、はぁ…助かった……ってかあんたむちゃくちゃだよ!!何トンあると思ってんだあの岩!ってか天井だよてんじょぉおお!!洞窟の、て、ん、じょ、オォ!!」
キレまくっているアルム兄貴をどこ吹く風と…涼しい顔して副船長は言った。
「なに、其処に邪魔な岩があったんで斬っただけさ」
…と。
俺様、思うんだが…クソジジイといい、このカンパニュラといい……
ありえねぇよお前ら!!!本当に人間かよぉおおおおおお!!!