第二話「盆休みの始まり」
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あ~ぁ、今年も盆休みかぁ…」
毎年の事だが、この時期になるとモンスターが尋常じゃない強さになるんで大抵の白海賊達は船をメンテナンスドックに入れるついでに休みを取る。故郷に帰る者もいるし、この時期に合わせて開催される祭りに参加する者も多い。
中には低レベルクルーのいないとこは活動を続けるのもいる。
まぁ、高レベルがいるうちの海賊みたいなのは白獅子王主催のセイレーンの女王とローレライの王の軍を退ける行事に参加する。
…俺様行けないんだよなぁ…レベル足りないし、結局行けるのはクソジジイとカンパニュラさんだけ。
「格闘祭楽しみだね、パッチョ」
「今年はミドル級だねムッチョ!」
この2人はセサミンの格闘祭に参加する。俺様も出たい所だが魔法禁止…魔術大会は黒豹の領域でやってるらしいから無理だ。
「ヴァンは今年はどうする?」
「あー…そうだな。まぁ、祭りでも見て過ごすかな。
どうせユリもそうだろ?」
「勿論。ヴァンと一緒に行動するよ。じゃないとヴァンが何するか分かんないもんねー。いきなり白獅子王様の街の壁にヴァン様参上!!とか書き出すかもしれないしねー」
「あぁ…それを言うなよ…あの頃の俺様はガキだった」
クソジジイが白獅子の王様と友達じゃなければ死刑になってたとかカンパニュラさんが言ってたな。そんな子供の可愛いイタズラで死刑とか冗談じゃないけど、もうこの事はほじくりかえさないでくれぇ…。
「他にも皆に変なコードネームつけたりぃ、僕のお母さんの家の庭に落とし穴掘りまくってそれに誰かかかるの待つための秘密基地作ったりぃ、イケメンランク上位の人の撮影会に紛れ込んで~俺様、きっと有名人になったからこれから行く先々でサインを求められる!とか言って徹夜でカッコイイサイン書けるように練習してたりぃ…」
「も、もうやめてくれ…」
聞いてるこっちが恥ずかしくなりそうな黒歴史の数々。穴があったら入りたい。
「もう恥ずかしい事しないでよ?」
「気を付けまふ…」
「あ、船長達帰って来た」
ムッチョの声で前を向くとちょうど今此処にいない年寄り連中が帰って来たとこだった。
「はいはい、皆さん1度船室に戻って下さいね」
アルムの兄貴が重そうな荷物を背負って上がってくる。
「アルム、お宝は結構な額いった?」
「まぁまぁですね。船内で発表しますから。一緒に行きましょうか」
アルム兄貴に続いてクソジジイとオリエさんが入り、荷物を持ったカンパニュラさんが船内に入っていく。
「僕等も入ろう」
「おう」
「「はーい!」」
全員が船内の食堂に集まり、テーブルの上にアルム兄貴が背負っていた荷物の1つが置かれる。
「えー、発表します」
荷物を開くと其処には大量の金貨や銀貨、銅貨が!
「まずは船のメンテナンス料金の分を取ります。金貨30枚。次に食料、雑貨などの購入に金貨25枚。地図やお宝の情報を買うための費用が金貨5枚、急な出費の為の金貨が5枚。貯蓄用が35。金貨は以上です」
ひょーっ金貨だけで100枚もあるのか!金貨1枚で銀貨10枚分。金貨1枚で10万ガル。銀貨1枚で1万ガルだ。銅貨1枚は千ガル。
「では後は船長より分配されます…」
さてさてさて!お待ちかねの分配だ!
頼むぜクソジジイ!!
毎年の事だが、この時期になるとモンスターが尋常じゃない強さになるんで大抵の白海賊達は船をメンテナンスドックに入れるついでに休みを取る。故郷に帰る者もいるし、この時期に合わせて開催される祭りに参加する者も多い。
中には低レベルクルーのいないとこは活動を続けるのもいる。
まぁ、高レベルがいるうちの海賊みたいなのは白獅子王主催のセイレーンの女王とローレライの王の軍を退ける行事に参加する。
…俺様行けないんだよなぁ…レベル足りないし、結局行けるのはクソジジイとカンパニュラさんだけ。
「格闘祭楽しみだね、パッチョ」
「今年はミドル級だねムッチョ!」
この2人はセサミンの格闘祭に参加する。俺様も出たい所だが魔法禁止…魔術大会は黒豹の領域でやってるらしいから無理だ。
「ヴァンは今年はどうする?」
「あー…そうだな。まぁ、祭りでも見て過ごすかな。
どうせユリもそうだろ?」
「勿論。ヴァンと一緒に行動するよ。じゃないとヴァンが何するか分かんないもんねー。いきなり白獅子王様の街の壁にヴァン様参上!!とか書き出すかもしれないしねー」
「あぁ…それを言うなよ…あの頃の俺様はガキだった」
クソジジイが白獅子の王様と友達じゃなければ死刑になってたとかカンパニュラさんが言ってたな。そんな子供の可愛いイタズラで死刑とか冗談じゃないけど、もうこの事はほじくりかえさないでくれぇ…。
「他にも皆に変なコードネームつけたりぃ、僕のお母さんの家の庭に落とし穴掘りまくってそれに誰かかかるの待つための秘密基地作ったりぃ、イケメンランク上位の人の撮影会に紛れ込んで~俺様、きっと有名人になったからこれから行く先々でサインを求められる!とか言って徹夜でカッコイイサイン書けるように練習してたりぃ…」
「も、もうやめてくれ…」
聞いてるこっちが恥ずかしくなりそうな黒歴史の数々。穴があったら入りたい。
「もう恥ずかしい事しないでよ?」
「気を付けまふ…」
「あ、船長達帰って来た」
ムッチョの声で前を向くとちょうど今此処にいない年寄り連中が帰って来たとこだった。
「はいはい、皆さん1度船室に戻って下さいね」
アルムの兄貴が重そうな荷物を背負って上がってくる。
「アルム、お宝は結構な額いった?」
「まぁまぁですね。船内で発表しますから。一緒に行きましょうか」
アルム兄貴に続いてクソジジイとオリエさんが入り、荷物を持ったカンパニュラさんが船内に入っていく。
「僕等も入ろう」
「おう」
「「はーい!」」
全員が船内の食堂に集まり、テーブルの上にアルム兄貴が背負っていた荷物の1つが置かれる。
「えー、発表します」
荷物を開くと其処には大量の金貨や銀貨、銅貨が!
「まずは船のメンテナンス料金の分を取ります。金貨30枚。次に食料、雑貨などの購入に金貨25枚。地図やお宝の情報を買うための費用が金貨5枚、急な出費の為の金貨が5枚。貯蓄用が35。金貨は以上です」
ひょーっ金貨だけで100枚もあるのか!金貨1枚で銀貨10枚分。金貨1枚で10万ガル。銀貨1枚で1万ガルだ。銅貨1枚は千ガル。
「では後は船長より分配されます…」
さてさてさて!お待ちかねの分配だ!
頼むぜクソジジイ!!