第一話「クレイジーな俺様と芋剥きマスター」
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「へい!皆大好きムッチョと!」
「ビューティーパッチョ!」
「二人会わせて…」
「「パムッチョ!!」」
決まったな、弟よ。
決まったね、兄よ。
………
「「つか、揺れ止まってね?」」
さっきまであんなに揺れて今にも崩れそうだったのに。ってか、軽くね?
軽いね兄よ。ってか……
「「天井なくね?!」」
晴れ渡る空~
白い雲~
「「俺達」」
「「ムパッチョ!!」」
決まったな、弟よ
決まったね、兄よ
………
「あ、俺達もお宝もらいにいかね?」
「そうだね。もらいに行こう」
大事な事だよね。
大事な事だよ。ってか
「「船長、暗っ!!」」
えー、ただいま我等がシビリカ船長がサンタのように袋背負って俺様の横を通過していきました。
どうしたんでしょうね、兄よ。
きっと、ヴァンとユリが結婚するからマリッジブルーなんでしょう、弟よ。
なんか違う気もするけど…取り敢えず行きましょうか兄よ。
そうだね。行こうよ弟よ。
「「せーの」」
ダッシュ!!
………
「おお!お宝発見!」
「お、お前らやっと来たのか」
ヴァンが袋を背負ってこっちを見てる。
「そこの危ない人が洞窟の石柱斬っちゃって支えてたからねぇ…」
「そうそう、てか山羊殿は?」
辺りを見渡すと、お宝の山の向こうに山羊殿が居た。
「う~む…変ですね」
「何が?」
「没落貴族にしては…財宝が多すぎる気がします」
確かに。これ、結構な量。
「もしかしたら、他の貴族か海賊の隠し財宝か。年代が古いものもありますし」
「でも、旗も印も何もないし、貰っていんでない?」
それに島に入る時にガーディアンもいなかったし。
あ、ガーディアンってのは海賊の仕事の1つ。日雇いみたいにこういうお宝の隠し場所の警備をするやつ。正規の銀行に預けると手数料やら保管料で酷いと半分くらい取られちゃうしね。最低でも預けた物の価値の3割くらいお金払わないといけないし、海賊を雇って財産をこういう洞窟に隠して貰って警備すればほんのちょっとの出費で済むしね。遺産相続や短期間の保管、大金の受け渡しとか。
まー、でも。今回のは完全に御家が潰れてしかも50年も経った物だって山羊殿は言っていた。こういう情報、情報屋から買うんだけど当たりはずれもある。
で、何で海賊がそれ貰っちゃっていいのか…確か、お宝と言っても結局はお金に換えないとご飯も買えないし、うちは古いお宝ばかり狙うから古い通貨ばかり取れるわけ。それを交換してくれるのが灰猫通貨局。手数料、税金が取られるけどちゃんと今の通貨にしてくれる。ぶっちゃけ、安全に隠し財産の一部を回収出来るわけだから政府も王国も野放しにしてるのね。
「まあ、いいでしょう。
ムッチョ、パッチョ。僕にお宝を載せてください」
そう言うと山羊殿は山羊の姿に変わる。
俺達も獣化能力……ない!!
ってかイノシシになったら確実に食べられちゃいますね、兄よ。
そうだな…ボタン鍋だよ弟よ。
美味しいけどね、黒豹の領域ではオーク、食べる国あるからね。
怖いよね。そう言えば、船長、俺達を肉屋の前で拾ったって言ってたね…。
………
まさか、ね。
きっと子豚とオークの子を間違って仕入れちゃったんだよね。
間違っても此処、白獅子の領域でオーク、食べないよね?
ってか山羊殿待ってる。早く積もう。
「これで大丈夫かな?」
ずいぶん積んだけど、山羊殿大丈夫かな、弟よ。
少しフラフラしてるけど大丈夫でしょ、兄よ。山羊殿は力レベルカンストだよ。
「さあ、帰りますよ、船に」
「そうだね、帰ろうか皆」
副船長もスタスタ歩いて行く。
「おう、帰ろ帰ろ。俺様腹減ったよ」
「じゃあ帰ったら芋蒸かしてあげるね」
「まった芋かよ!」
「芋しかないじゃん。粉チーズならあるよ」
どうする兄よ。芋しかないって。
そうだね、弟よ…うん。きっと山羊殿が何とかしてくれるさ。
そうだね、兄よ。山羊殿は料理上手いもんね。
「あっ」
「えっ?」
「んっ?」
………
「「何?」」
「いえ…そう言えば、バター、切らしてますね」
何か…山羊殿、不味いこと言ってませんか兄よ。
言ってるね。バターのない芋なんて……
「「マジっすか?」」
「えぇ。でも大丈夫ですよ。もう盆ですから。そろそろ、僕も実家に帰りますよ」
聞いた、兄よ?
聞いたよ、弟よ。山羊殿、実家に帰るって。
「ば、バターいっぱい貰えますか山羊殿?!」
「ち、チーズやクリームぅ!!」
「大丈夫ですよ。うちのばあ様もお母様もおばも姉達も妹も皆まだ現役。いっぱい余ってるでしょうから貰ってきますよ」
やったよ兄よ!持つべきものは半山羊人の知り合いだね!
そうだね弟よ!山羊殿は32人家族!で、男は山羊殿と父上とお祖父様だけ!
バターもチーズもクリームも食べ放題!!ひゃっほー!!
「よろしくお願いいたします!山羊殿!!」
「分かってますよ。まずは船に戻りましょう」
「ビューティーパッチョ!」
「二人会わせて…」
「「パムッチョ!!」」
決まったな、弟よ。
決まったね、兄よ。
………
「「つか、揺れ止まってね?」」
さっきまであんなに揺れて今にも崩れそうだったのに。ってか、軽くね?
軽いね兄よ。ってか……
「「天井なくね?!」」
晴れ渡る空~
白い雲~
「「俺達」」
「「ムパッチョ!!」」
決まったな、弟よ
決まったね、兄よ
………
「あ、俺達もお宝もらいにいかね?」
「そうだね。もらいに行こう」
大事な事だよね。
大事な事だよ。ってか
「「船長、暗っ!!」」
えー、ただいま我等がシビリカ船長がサンタのように袋背負って俺様の横を通過していきました。
どうしたんでしょうね、兄よ。
きっと、ヴァンとユリが結婚するからマリッジブルーなんでしょう、弟よ。
なんか違う気もするけど…取り敢えず行きましょうか兄よ。
そうだね。行こうよ弟よ。
「「せーの」」
ダッシュ!!
………
「おお!お宝発見!」
「お、お前らやっと来たのか」
ヴァンが袋を背負ってこっちを見てる。
「そこの危ない人が洞窟の石柱斬っちゃって支えてたからねぇ…」
「そうそう、てか山羊殿は?」
辺りを見渡すと、お宝の山の向こうに山羊殿が居た。
「う~む…変ですね」
「何が?」
「没落貴族にしては…財宝が多すぎる気がします」
確かに。これ、結構な量。
「もしかしたら、他の貴族か海賊の隠し財宝か。年代が古いものもありますし」
「でも、旗も印も何もないし、貰っていんでない?」
それに島に入る時にガーディアンもいなかったし。
あ、ガーディアンってのは海賊の仕事の1つ。日雇いみたいにこういうお宝の隠し場所の警備をするやつ。正規の銀行に預けると手数料やら保管料で酷いと半分くらい取られちゃうしね。最低でも預けた物の価値の3割くらいお金払わないといけないし、海賊を雇って財産をこういう洞窟に隠して貰って警備すればほんのちょっとの出費で済むしね。遺産相続や短期間の保管、大金の受け渡しとか。
まー、でも。今回のは完全に御家が潰れてしかも50年も経った物だって山羊殿は言っていた。こういう情報、情報屋から買うんだけど当たりはずれもある。
で、何で海賊がそれ貰っちゃっていいのか…確か、お宝と言っても結局はお金に換えないとご飯も買えないし、うちは古いお宝ばかり狙うから古い通貨ばかり取れるわけ。それを交換してくれるのが灰猫通貨局。手数料、税金が取られるけどちゃんと今の通貨にしてくれる。ぶっちゃけ、安全に隠し財産の一部を回収出来るわけだから政府も王国も野放しにしてるのね。
「まあ、いいでしょう。
ムッチョ、パッチョ。僕にお宝を載せてください」
そう言うと山羊殿は山羊の姿に変わる。
俺達も獣化能力……ない!!
ってかイノシシになったら確実に食べられちゃいますね、兄よ。
そうだな…ボタン鍋だよ弟よ。
美味しいけどね、黒豹の領域ではオーク、食べる国あるからね。
怖いよね。そう言えば、船長、俺達を肉屋の前で拾ったって言ってたね…。
………
まさか、ね。
きっと子豚とオークの子を間違って仕入れちゃったんだよね。
間違っても此処、白獅子の領域でオーク、食べないよね?
ってか山羊殿待ってる。早く積もう。
「これで大丈夫かな?」
ずいぶん積んだけど、山羊殿大丈夫かな、弟よ。
少しフラフラしてるけど大丈夫でしょ、兄よ。山羊殿は力レベルカンストだよ。
「さあ、帰りますよ、船に」
「そうだね、帰ろうか皆」
副船長もスタスタ歩いて行く。
「おう、帰ろ帰ろ。俺様腹減ったよ」
「じゃあ帰ったら芋蒸かしてあげるね」
「まった芋かよ!」
「芋しかないじゃん。粉チーズならあるよ」
どうする兄よ。芋しかないって。
そうだね、弟よ…うん。きっと山羊殿が何とかしてくれるさ。
そうだね、兄よ。山羊殿は料理上手いもんね。
「あっ」
「えっ?」
「んっ?」
………
「「何?」」
「いえ…そう言えば、バター、切らしてますね」
何か…山羊殿、不味いこと言ってませんか兄よ。
言ってるね。バターのない芋なんて……
「「マジっすか?」」
「えぇ。でも大丈夫ですよ。もう盆ですから。そろそろ、僕も実家に帰りますよ」
聞いた、兄よ?
聞いたよ、弟よ。山羊殿、実家に帰るって。
「ば、バターいっぱい貰えますか山羊殿?!」
「ち、チーズやクリームぅ!!」
「大丈夫ですよ。うちのばあ様もお母様もおばも姉達も妹も皆まだ現役。いっぱい余ってるでしょうから貰ってきますよ」
やったよ兄よ!持つべきものは半山羊人の知り合いだね!
そうだね弟よ!山羊殿は32人家族!で、男は山羊殿と父上とお祖父様だけ!
バターもチーズもクリームも食べ放題!!ひゃっほー!!
「よろしくお願いいたします!山羊殿!!」
「分かってますよ。まずは船に戻りましょう」