彼女のお願い
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コンビニに入ると涼しい空気が僕を包んだ。
あぁ生き返る。
咲桜がコンビニに入って一目散に向かったところはアイスコーナー。
「順平!順平!暑いし、アイスたべよう!アイス!」
冷蔵庫ケースに手を置いてぴょんぴょん飛び跳ねる彼女は子供ぽくてやっぱり可愛い。
動かなくても汗が噴き出るこの季節に、二人乗りがしたいと言って、いいよって言ってあげられるのも、彼女だからだ。
「順平は何するの?」
「僕?…僕は…」
いろんなアイスがある中で目についた1つ手に取った。
「ラムネ味のアイスだ!美味しそう!私はソフトクリームにする」
咲桜はアイスを手に取ると、僕が持っていたアイスを奪い取った。
「私がおごってあげる」
「え。いや、いいよ」
「うーうん。順平頑張ったから…いいでしょ?ね?」
小首をかしげて僕を見つめる彼女。
僕はこれに弱い。
二人乗りを頼まれたときもこれをされた。
僕が「わかった。じゃぁ今回だけね。ありがとう」というと、彼女は嬉しそうにレジに持って行って支払を済ませた。