順平の知らないこと(吉野順平with五条悟)
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僕は今来客用の部屋にいる。
教室で悠仁と伏黒君、釘崎さんとこれから遊びに行こうかと話していると(言っても釘崎さんの買い物の付き合いだけど)僕は五条先生に呼び出された。
目前には五条先生、そして机の上に乱雑に置かれた、正装した様々な年齢の男の写真。
写真は一つ一つ台紙に入れられている。
「…これ…。お見合い写真か何かですか?」
「あったりー」
楽しそうにグーサインを出す五条先生に僕は息を吐いた。
「なんでそんなもの僕に見せるんですか?僕男ですよ?」
「嗚呼、これ咲桜のだよ」
アイマスク越しだけど五条先生と目が合った気がした。
今、五条先生はなんて言った?
咲桜の?
でも咲桜は僕と付き合ってる。
それに咲桜からは一度もそんな事を聞いたことがない。
「なんで?って顔だね」
「だってそうでしょう。咲桜は僕と付き合ってるんですから…それに咲桜からはお見合いしてるなんて一度も……なんで、お見合いなんて…」
「だよねー」
そう言うと思った、と五条先生は笑った。
「これ、君の刑を軽くする条件の一つだから」
いつものあのひょうきんな口調とは変わって、とても落ち着いた低い声で僕にそう言い放った。
「順平はさ。ここに来た時、罰則を受けたの…覚えてる?」
「もちろんです」
忘れるわけがない。
呪詛師として里桜高校を襲撃した罰則を軽くする為に、咲桜と悠仁が五条先生に話をつけてくれた。
そのおかげで僕は今、呪術師としての人生を歩めている。