進学校と年上(with1年ズ+吉野順平)
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「俺モテモテじゃん」
嬉しそうに言う悠仁に咲桜はニコニコと笑顔を向ける。
「うん!虎杖君モテモテだよ〜」
「じゃぁ咲桜は、咲桜"さん"じゃないのよ」
「え?!なんで!?今まで通り咲桜でいいよぅ。野薔薇ちゃんには咲桜って呼んでほしい!」
ね?お願い!
って上目遣いで言う咲桜に釘崎さんはノックアウトして「わかったわ。咲桜」ってちょっとだけ頬を染めて言うと、咲桜は「嬉しい!!」って言って釘崎さんに抱きついた。
そんな咲桜を見ていると、自然に頬が緩まる。
「ちょっと吉野。何見てんのよ。私の咲桜よ」
「え?!いや、咲桜は僕の……っ」
彼女だよって言いそうになったけど、みんなの前で言うのが恥ずかしくて、ためらった。
そんな僕のことも気にもとめず、釘崎さんは
「僕の…何よ」
とニヤニヤしながら言う。
あぁ、わかってやってるな。
「早く言いなさいよ」
「ほらほら」と催促する釘崎さん。
あーもう。
言えばいいんだろ?言えば!
「咲桜は僕の彼女なんだから、可愛いなって思ったっていいだろ?!」
「よく言ったわ吉野!ご褒美として私に勉強を教えなさい」
「それ、ご褒美って言わないだろ」
的外れな事を言う釘崎さんに伏黒君が突っ込んだ。
「あー!釘崎だけずりぃー!順平!俺にも教えて!」
「いいよ」
悠仁のお願いに、僕は即答した。
悠仁のお願いだからね。
それに、悠仁と勉強ができるのは楽しみだ。
「ちょっと!吉野!私は?!」
「勿論。釘崎さんも、一緒に勉強しよう」
「えー!いいなぁ!私もみんなと勉強したい!伏黒君も一緒にしようよ!」
「まぁ。いいですよ」
そんなこんなで、僕と悠仁、釘崎さん、咲桜、伏黒君とで、みんなと肩を合わせて、勉強会をした。
お菓子やジュースを囲みながら、時々ふざけ合いながら……。
勉強に一区切りついたら、みんなでお出かけ。
あぁ、これがアオハルかあ。
あの時に1年生を選んでほんとに良かったと、僕は楽しげに話すみんな眺めながら、実感した。
おわり