出張(with吉野順平)
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右や左からやってくる蔦のようなものを澱月で防御しながら、攻撃しようとする…。
が、防御が精一杯。
四方八方からとめどなくやってくる蔦のようなもの。
一瞬スキが生まれたと思って、攻撃をしようとした時、足を掬われて宙ぶらりんになったかと思えば、壁へ投げ出された。
澱月をクッションにすることも間に合わず、肋骨が折れた音がした。
息がしづらい。
頭も痛い。
くらくらする。
でも呪霊を祓わないと…。
立ち上がろうとしたとき、また呪霊が僕の足を掬って、今度は大きな口を開き僕を飲み込もうとした。
消えた澱月をもう一度出そうとした時、呪霊の顔に見たことのない文字の書かれた御札が貼り付き、咲桜の声が聞こえた。
「祓い給え清め給え!!!!」
目の前が眩く輝いて、僕の身体は地面に落ちた。
薄れゆく意識の中、咲桜の泣きそうな声が木霊した。
つづく