出張(with吉野順平)
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──
─
夕方、作戦を立て終えた僕らは、廃墟の旅館へやってきた。
立ち入り禁止のA型バリケードが何個も置かれていて、僕と咲桜はそれを跨いで敷地に入った。
「帳降ろすね」
「うん」
「闇よりいでて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」
咲桜が呪文を唱えると、廃墟の旅館一体を黒いスライムのようなものが包み、夜になっていった。
「うん!なんか今日の帳、すっごくいい感じ」
自分で作った帳を見て自画自賛してる咲桜が可愛くて、僕の口角が勝手に上がった。
「さぁ。祓いに行こう」
「ん!サクッと終わらせて、温泉はいろっ!」
僕と咲桜は中に入っていった。
旅館の中は、ところどころ床が抜けていたり、今にも天井が落ちてきそうだったりと、腐敗が進んでいた。
「足元、気をつけて」
「うん…」
僕は咲桜が、転んでしまわないようにギュッと手を握った。
咲桜もそれに答えるように手を握ってきて、僕に引っ付くように距離をつめた。
「怖い?」と僕が聞くと、咲桜は「少しね」と言った。
そうだった。
咲桜はお化け屋敷苦手だったんだっけ…。
僕は咲桜の手をギュッと握った。
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夕方、作戦を立て終えた僕らは、廃墟の旅館へやってきた。
立ち入り禁止のA型バリケードが何個も置かれていて、僕と咲桜はそれを跨いで敷地に入った。
「帳降ろすね」
「うん」
「闇よりいでて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」
咲桜が呪文を唱えると、廃墟の旅館一体を黒いスライムのようなものが包み、夜になっていった。
「うん!なんか今日の帳、すっごくいい感じ」
自分で作った帳を見て自画自賛してる咲桜が可愛くて、僕の口角が勝手に上がった。
「さぁ。祓いに行こう」
「ん!サクッと終わらせて、温泉はいろっ!」
僕と咲桜は中に入っていった。
旅館の中は、ところどころ床が抜けていたり、今にも天井が落ちてきそうだったりと、腐敗が進んでいた。
「足元、気をつけて」
「うん…」
僕は咲桜が、転んでしまわないようにギュッと手を握った。
咲桜もそれに答えるように手を握ってきて、僕に引っ付くように距離をつめた。
「怖い?」と僕が聞くと、咲桜は「少しね」と言った。
そうだった。
咲桜はお化け屋敷苦手だったんだっけ…。
僕は咲桜の手をギュッと握った。