会話と羨望(with虎杖悠仁+宿儺)
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「虎杖君?」
ずっと黙っていたから、心配して咲桜が俺をみる。
「あっ。どった?」
「ずっと黙ってたから…どーしたのかなって」
「ああ、ごめんごめん、ちょっとぼーっとしてたわ」
「そっか…退屈な話だったよね、ごめんね?」
眉を下げてちょっと上目遣いになる咲桜に胸がキュンとなる。
「小僧。咲桜は」
「うるせぇっ」
バチンと自分のほっぺを叩いた。
我ながらいってぇ…。
「だっ…大丈夫??」
思ったより強く叩きすぎて顔をしかめてると、心配してくれる咲桜。
胸がまたギュンと掴まれた感覚になる。
話題を変えねぇと…。
「大丈夫!大丈夫!それより、順平そろそろ戻ってくんじゃね?」
「ほんとだ!順平君が買ってくる生クリームが来ればあとはケーキをデコるだけだね!晩ごはんの準備もしとかないとね」
「俺、野菜切るよ」
冷蔵庫を見る咲桜に声をかけた。
「え!ありがとう!!じゃぁ私はケーキ用の果物切るね!」
「おう!頼んだ!」
咲桜と並んで食材を切っていく。
時々甘ったるい匂いが鼻に入ってきて、目眩がしそうになる。
その匂いは、ケーキのスポンジが焼けた甘い匂いなのか、果物の匂いなのか、はたまた咲桜の匂いなのか…。
「虎杖君、切るの上手だね!」
「おっ…おう」
早く順平帰ってこい。
そう願いながら野菜を切っていった。
おわり