正しい選択(with七海健人)
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休日、順平は任務が入ってしまい外出中、咲桜は寮の部屋で暇を持て余していた。
ふと、ジュースが飲みたくなり、校内の自販機へ足を運んだ。
どれにしようかと、自販機の商品を眺めてから、お金を入れてサイダーのボタンを押すと、鈍い音を鳴らしてサイダーの入った缶が取り出し口に落ちた。
そこからサイダーを取り、近くのベンチに腰掛ける。
プシュッと爽快な音が飲水欲を高める。
サイダーを一口飲んでいると声をかけられ、声の方を見た。
そこにはかっちりとスーツを着た七海健人が立っていた。
「あ。七海さん!こんにちは」
「名代さん。こんにちは、今日は休みですか?」
「ええ。そうです。七海さんは…?」
「私は任務の報告に」
「そうなんですね。お疲れ様です」
七海は自販機でコーヒーを買うと「隣いいですか?」と断りを入れて座った。
「……ここの環境にはもう慣れましたか?」
コーヒーを飲み一息ついた七海が咲桜に尋ねる。
「あ。はい!みんな良くしてくれて、毎日楽しいです」
「それは良かった。初任務はもう?」
「えーっとこの前釘崎さんと行きましたよ」
「ほう。貴女は特殊ですからね…単独任務は任されないのでは?」
「そうですね。硝子さんのお手伝いしながら、時々遠方任務の付き添いがあるみたいですよ」
「そうですか…彼はどうですか?」
「彼?…あぁ。順、吉野くんも等級が当てられて、任務も行ってますし、学校生活も楽しそうにしてますよ。前の学校にいたときよりもずっと…やっぱり虎杖くんがいるからかな」
「そうですか。二人がこの世界で上手やっているようで安心しました」
微笑む七海につられて咲桜の広角も自然にあがった。
そして、里桜高校での一件で高専にやって来た時のことを思いだした。