お買い物(with一年ズ+吉野順平)
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「可愛い服屋さんが一杯あるんだし、買わなくても見るだけ見てみなよ」
「でも、待たせちゃうのやだな」
咲桜が困ったように言う。
「大丈夫。悠仁たちには先にご飯食べててもらって、僕が待ってるから」
「え?…順平くんお腹、減ってないの?」
「うん。そんなにお腹減ってないから、ゆっくり見ておいでよ」
「うーん…」
少し悩んだあと、咲桜は「直ぐ帰ってくるから」そう言って、釘崎さんとお店に行った。
悠仁達に先にご飯食べて来てって言うと、待ってるみたいで、女子二人が帰ってくるのを男子3人で待った。
二人は意外と早く戻ってきて、咲桜の手には可愛いデザインのこぶりなショッピングバッグが握られている。
それを見て、僕は、いい服があったんだ。
とホッとした。
僕らを見た咲桜の開口一番は「まっ!待たせてごめんね」だった。
僕ら男子が、いいよいいよとペコペコ謝る咲桜に言っていると釘崎さんが
「さっ!咲桜の服も買えたし、ご飯にしましょー!私パンケーキが食べたいわ!」
「はい!俺はガッツリ系がいーでーす!」
「俺はあっさり系…」
釘崎さんのあとに悠仁、伏黒君が続く。
釘崎さんはどうしてもパンケーキが食べたいようで、全くちがうものを食べたがる2人に噛み付いている。
それを僕が微笑ましく眺めていると、袖を引っ張られた。
その犯人は咲桜で、頬を紅くしながら僕の耳元で囁く。
「あ、あのね。新しく買ったやつ…今度のデートで着てくるね…順平くんが、好きだといいな…」
いやに色気のある囁き声で、躰が急に熱くなった。
あらぬことを想像してしまった僕の脳が、ほんの少し思考停止している間に、咲桜は悠仁達の和に入っていって、楽しそうに何を食べるのか話している。
あゝ。
今度のデート、凄く楽しみだなぁ、早くこないかな。
僕は高鳴る鼓動を抑えながら、みんなの和の中に入っていった。
おわり