第2話/映画作成
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「あ…あのさ名代さん」
昼休み、クラスの女子と机をひっつけてお弁当を食べていた。
女子が話してる時に話しかけるのは僕にとってはものすごく勇気のいることだ。
褒めてほしい。
「あ、吉野君。どうしたの?」
お弁当の最後の具材であるタコさんウインナーを口にしようとした手を止めて、黒いボタンを縫い付けたみたいに大きな目が僕を見つめる。
「あー。えっと?…このあと何もない?」
「うん、ご飯食べて歯磨きしたら後何もないよ?」
「じゃぁ少しだけ時間もらっていいかな?」
「うん?いいけど?…どうしたの?」
ここで言ってもいいんだけど、もう一人の女子の視線が痛い…
「また。そのときに話すよ!じゃぁ」
僕が急いで席に付いて映画雑誌に目を落とすと、名代さんとご飯をたべてた女子がコソコソと僕のことを話してる。
「ねぇ!咲桜いつの間に陰キャと仲良くなったの?」
「だめだよそんな呼び方。…昨日かな」
「ふーん。昨日ねぇ」
「映画一緒に見に行ったんだ。私歯磨きしてくるね」