第8話/花火
夢小説設定
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「えーっと…台本のことなんだけど…」
「うん!なになに?」
「ラストのところで」
「あぁ!たけると、はづきがお互い好きって言うところ?」
「そう…」
「そこかぁ、私その場面うまくできるか心配なんだぁ…」
「僕もだから大丈夫…いっぱい練習しよう」
「そうだね!」
二人して顔を見合わせて笑った。
あぁ、今幸せだなぁって思う。
「花火、一緒にしよう!」
咲桜に誘われて、僕も花火の輪に加わった。
咲桜は手持ち花火を2つ手にとって僕に一本渡してくれた。
「火、つけるね」
手持ち花火の穂先に火が灯され、火薬に火がついた。
それは僕の咲桜に対する想いのように、どんどん勢いをましていく。
花火でハシャグ咲桜と目があって微笑んだ。
好きだ咲桜。
いつか必ず自分の気持ちを彼女に伝えようと、消えていく炎に誓った。