第8話/花火
夢小説設定
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「花火しねーの?」
「あぁ。ちょっと休憩」
「ふーん…」
別に彼と話すことないから、黙って咲桜を眺めていると鼻で笑われた。
「なんだよ」
「順平って咲桜ちゃんの事好きなんだろ」
思わず大声が出て、花火に夢中だったみんなが一瞬僕たちの方を見るけど、すぐにまた花火へ意識が移る。
「動揺しすぎ」
ゲラゲラ笑う彼に僕は口を尖らせた。
「変なこというからだろ…でも…なんで」
「だっていつも目で咲桜ちゃんを追ってるだろ。それに咲桜ちゃんと話してるとき顔が緩んでる」
もうこれは好き以外説明できない!
力強く言う秋人。
僕は無意識的に咲桜を追ってたんだ。
言われてみれば最近妙に咲桜のことが目に入ると思ってた。
だからか…。
それに話してるとき顔が緩んでるって…。