第7話/ハンカチ
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「ハンカチ、お探しですか?」
「あ…はい」
どうやら悩んでる僕を見かねて声をかけてくれたみたいだ。
嗚呼よかった、警察とか呼ばれなくて…。
「プレゼントですよね?…彼女さんにですか?」
「あ…いや…」
「あれ?すごく悩んでらしたから彼女さんにあげるのを探してたのかと思ってました」
「えっと……好きな…子にあげるのを…探してたん…です」
自分で言ってることが恥ずかしくなって語尾が小さくなる。
店員さんは小さく笑って「じゃぁ一番いいのを選ばないといけないですね」と言ってくれた。
「その好きな子はどんな子ですか?」
好きな色とか、好きなものとかは?
店員さんは咲桜の事を色々聞いてくれた。
咲桜はこう、海月みたくフワフワしてて、いつも笑顔で、一緒にいるだけで楽しくなる。
夏の海みたいにキラキラしてて、たまに見せる稚さとか………。
なにしろすごく可愛いんだ。