第5話/買い出し
夢小説設定
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急いで駅に向って、電車に乗り込んだ。
走ったから息が切れるのに、咲桜はへっちゃらそう。
人はまばらで席も空いていたけど、ドアのところに僕が背を預けて、息を整えてるのを咲桜は心配そうに見つめてる。
「咲桜はあんなに走って…息、切れないの?」
「私、走るのだけは得意なんだ!だからあれくらいなら息は切れないよ」
座らなくていいの?と僕に気を使ってくれる咲桜。
僕は大丈夫と言って、大きく深呼吸をした。
一駅、二駅と過ぎたとき、徐々に乗車率が増えてきて、咲桜と僕の距離も近くなる。
3つ目の駅に着くと、ぞろぞろと帰宅者が入ってきて、満員電車になった。
咲桜はいろんな人に押されて、押されて僕との距離がもう0距離。
咲桜の顔が僕の肩にあって、体全体がこれでもかってほど密着してる。