最終話/世界一愛を知った僕【HAPPYEND√】
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五条先生に報告を終えて、中庭に行くとみんながいた。
みんな咲桜の事を気にかけてくれる。
みんな咲桜のことが好きなんだ。
早く子供がみたいって釘崎さんが言うと、みんな頷く。
みんなからはベビーグッズを沢山貰ったんだ。
それくらいみんな僕と咲桜の赤ちゃんが産まれてくるのを楽しみにしている。
「性別は?」
パンダ先輩の問に、僕は「産まれてからのお楽しみです」というと、禅院先輩や、釘崎さん、狗巻先輩が女のコがいいと盛り上がる。
その横で男のコでもいい!
と盛り上がる悠仁やパンダ先輩。
伏黒君はどっちでもいい派みたい。
僕はそんな話を聞きながら想像する。
家に帰ると、咲桜ともう一人、小さな子供…。
僕と咲桜の子。
いつも、どんなときでも、楽しく笑い合うそんな家庭。
幸せを具現化にした家庭。
自然と頬の筋力が緩まる。
突然、ポケットに入れいたスマホが鳴った。
スマホを手に取ると、咲桜が通っている産婦人科からだった。
「もしもし」
騒いでいたみんなが静かになる。
『吉野咲桜様の旦那様でしょうか』
「はい。そうです」
『咲桜さんがお役所にいる時に、破水されて、当院に運ばれました』
「え…あっ…つっ…妻の容態は?!」
『吉野さん、落ち着いてください。奥様は今分娩室にいらっしゃって、これから出産に入ります…旦那様は今どちらに?』
「あっ……しょ…っ、職場にっ…いっ!今すぐ行きますっ!」
『えぇ。焦らずに落ち着いて当院にいらしてください』
僕は、みんなに急かされ、伊地知さんが運転する車に乗った。