第4話/およばれ
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咲桜と囲む食事はいつも以上に楽しかった。
母さんも同性との話でお酒がすすむんだろう。
もうすでに缶ビール5本目。
まぁ母さんも楽しそうにしてるし、いっか。
食後は、咲桜と僕の部屋で映画の話をした。
それから今は、映画のDVDで埋め尽くされた本棚を咲桜は部室のときみたいに目をキラキラさせてみている。
「気になるのがあれば持って帰っていいよ。貸してあげる」
「え?!いいの!?」
「うん」
咲桜はたくさんあるDVDの中から一つ選んでとった。
「じゃぁこれ、借りてもいい?」
「うん。いいよ」
「ありがとう!」
嬉しそうにDVDを抱える咲桜に、僕は胸が高鳴った。
咲桜の門限が近づき、母さんが「女の子独りで夜道を歩くのは危ないから」と僕を見送りにつけた。