第25話/声をかけた【BADEND√】
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「嫌いじゃない!むしろ、好きすぎて…毎日咲桜の事を考えてた!」
私の手よりも大きいくて、ほんの少しだけ乾燥してるその手は、暖かくて、それが心地よくて、泣いて乱れていた呼吸が安定する。
目があって、順平君の目が真っ赤で私は笑ってしまう。
「順平君…目が真っ赤だよ」
「咲桜の方が目赤いよ…」
順平君の親指が、私の目尻の涙を掬った。
「私、順平君のこと大好き…」
「僕も大好きだよ……もう一度、僕と付き合ってくれる?」
「嫌いって言われたけど…別れようとは言われてないから…」
「それもそうだね」
私達はもう一度ハグをした。
「仲直りのハグ」
私がそう言うと順平君は「うん。仲直り」と言って私の頭を撫でてくれた。
それが凄く嬉しくて、自然と広角があがる。
気持ちが落ち着いた頃、人前でひと悶着した事が恥ずかしくて、すぐに私の家に行った。
それから、ちょっとだけ二人の甘い時間を過ごしたのは仲直りできたからだよね?
おかえりなさい、恋する心────。
第26話/奇人【BADEND√】へ続く