第24話/映画館
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映画は、エンドロールに入った。
率直に言うと映画は面白くなかった。
彼女と話をしていた時は面白そうだなぁと思ってたのに……。
多分、きっと、絶対に彼女と見なかったせいだ。
劇場が明るくなって、座席に座っていた人が、立ち上がり、出入り口へと歩みを進める。
僕も出入り口へと向かおうとした時…。
僕の座席の列の2つ前に、ひどい言葉を投げかけてしまっても、大好きでたまらない彼女が、席を立って忘れ物が無いか確認していた。
あれは、彼女が必ずやることと僕は知ってる。
こっちを…。
向いて、お願い。
僕の念が通じたのか、彼女は出入り口へと向かう前に、僕の方をみた。