第4話/およばれ
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「順平の母です。順平と仲良くしてくれてありがとう。咲桜ちゃんは礼儀正しいのね」
「そんなことないですよ」
僕の方をみながら母さんはニヤニヤしてる。
僕は変なこと言わないでよって視線で送ったけど、その締まらない顔のまま咲桜を晩ごはんに誘った。
「え。そんな…いいんですか…?」
ほら、咲桜が困ってるだろ。
「いいのよ、いいのよ。さっき食材いっぱい買ってきたし、大勢で食べた方が楽しいじゃない?ね!順平」
なんで僕にふるんだよ。
僕は母さんを軽く睨んだら、母さんはクスクス笑ってる。
楽しんでるなこの状況を…
「咲桜がいいなら、うちで食べていきなよ。母さんの料理、味は悪くないから」
ちらりと母さんの反応をみるとすんごい睨まれてた。
「じゃぁ、お言葉に甘えて…食べて帰ろうかな……お邪魔してもいいですか?」
「もちろんよ!アレルギーとか嫌いなものとかある?」
「いいえ。何でも食べれます」
自分の部屋で部屋着に着替えてリビングに戻ったらキッチンに母さんと咲桜が立っていた。
咲桜は母さんの料理の手伝いをしてるみたい。
キッチンを覗くと、咲桜がトマトを切ってるところだった。
母さんは鍋の中をぐるぐるかき回してる。
「今日はカレーよ」
「じゃぁお皿用意しておくよ」
「あら、ありがとう」
食器棚から少しだけ底の深いお皿を3つだし、キッチンの邪魔にならないところに置いた。