第24話/映画館
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家事も一通りおえて、僕は気分転換に街に出た。
昼間から出歩いている高校生なんてほとんどいるはずもなく、見かけるのは大人ばかり。
街には、彼女との思い出が沢山落ちていて、こんな店も行ったなぁ、とか、あの時見つけたハンドメイドのアクセサリー、二人で悩んで結局買わなかったそれは、誰かに買われただろうか。
なんて彼女とのことを考えてしまう。
気がつけば、いつもの癖で、映画館の前にやってきてた。
上映スケジュールをみると、昨日公開日したばかりのホラー映画をみつけた。
あぁ。この映画、いつだったか、彼女と見ようねって約束していた。
あの時の僕らは、こんなことになるなんて思いもしないだろう。
なんとなく、ぼんやりと、僕は彼女とこのままずっと………。
そんな夢物語を想像してた。
僕は映画のチケットを買って、一番うしろの真ん中の席に座った。
劇場が暗くなり、映画が始まった。