第22話/秘密共有
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恋人と秘密を共有することで親密になるクロージング効果?
悩みや、秘密、弱みを共有して受け止め合うことで関係がより親密になり、守ってあげたいと思ったり、信頼されていると感じる。
そして秘密を共有することで二人だけの世界が生まれる。
僕はよほどその本に没頭していたみたいだ。
咲桜に名前を呼ばれるまで、彼女が部屋に戻っていたことがわからなかった。
「あ。ごめん…その」
「その本……気に入ったのなら貸すよ」
ジュースとケーキがのったお皿をローテーブルに置きながら咲桜は言った。
「いや。大丈夫だよ。ありがとう…ケーキ美味しそうだね」
僕は本を本棚において咲桜にそう言うと、咲桜はここのケーキ凄く人気なんだよ。
とか、買ってきてくれてありがとう。
とか楽しそうに、嬉しそうに話した。
その間も僕の頭の中は、さっき書かれていたクロージング効果の事で頭がいっぱいだった。
僕の『秘密』を咲桜は知りたいのかな…。