第21話/負傷治癒
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保健室には保健の先生がいなかった。
お互い向かい合うように丸椅子座って、私が順平君の手当をしてる。
「ちょっとしみるかも…我慢してね」
「いっっ」
消毒液を頬に塗って絆創膏を貼る。
痛そう。
誰にやられたかなんて知ってる。
「伊藤に…やられんだよね…」
順平君は何も言わずただ、頷いた。
どうして彼はあんなにも暴力的なんだろう。
ちっちゃいときは、王子様みたいに素敵だったのに、今じゃ極悪だよ。
もう彼とは仲良くできない。
私の大切な人を傷つけるんだもん。
「他に…怪我してないよね」
私は順平君の顔をペタペタと触る。
丁度前髪に隠れた顔を触ろうとした時…。
順平君が私の腕を掴んだ。
「っ…そこは…」
「え…あ…ごめん」
「いや…いいんだ…」