第19話/鎌倉遠足
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みんなでクレープたべたり、お団子や唐揚げを食べながら、観光するのすごく楽しい。
それに順平君の着物姿が見れて幸せ。
もうね。
痺れるくらい似合ってて、かっこよくて、みんなとも楽しく話したり、かと思えば、いつも私のことを気にかけてくれてる。
そんな彼が好きだし。
好きよりももっと大っきい…。
愛しい気持ちでいっぱいになる───。
人気のない神社でみんなでお祈りをした。
順平君に何をお祈りしたのか聞かれたけど、私は言わなかった。
だって…。
順平君とずっといっしょにいられますようにってお願いしたから。
言ったら叶わなくなっちゃう。
順平君はどんなお祈りをしたのかな。
そんなことを思いながら海に行って集合時間前にはバスに乗り込んだ。
シートに座った瞬間、どっと疲れが現れて、バスが出発した頃には、コクリコクリと大海原に旅に出ていた。
頭の重さに耐えられず、隣の席の順平君の肩に頭を置いちゃう。
いいよね。
だって恋人だし。
朦朧とする意識の中、順平君が私の頭にすり寄ってきたと思えば、手を握ってくれて
「おやすみ。僕の大好きな咲桜」
そう小さくつぶやいた。
普段順平君から香る、柔軟剤の香りに混じって香る、潮の香りに心が落ち着いて眠りにつく。
私って、世界一幸せな女の子だなぁ───。
続く