第19話/鎌倉遠足
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
鎌倉に着くと僕らのグループは、咲桜の友達が予約したレンタル着物屋に直行した。
お店につくと、男女で分けられる。
着付けが終わるまでお互いの着物姿はお楽しみらしい。
咲桜の着物姿、早く見たい。
そう思いながら僕は藍色縞の着物と、辛子色の帯を選んで着付けて貰った。
着付けが終わった人から外で待つ約束をしてたから、店の外に行くと女子はまだ来てなかった。
数分待つと綺麗に着飾られた女子達がカランコロンと草履を鳴らしながらやってきた。
「男子諸君!おまたせしましたぁ!」
僕はすぐに咲桜がいないことに気づいた。
すると咲桜の友達がニヤニヤしながら僕に言う。
「咲桜はねぇ。あと少しで来るわ」
見て驚くわよ。
その言葉に僕の胸は高鳴った。
「ほら、噂をすれば…!」
ざわついていたグループが一瞬にして静かになる。
みんなが見ている方を見ると、着物で着飾られた咲桜が恥ずかしそうに立っていた。