第3話/台本完成
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「人の事馬鹿にする為に呼んだなら、私もう行くね」
壁に手をついたしょーくんの腕の下をくぐってこの場を去ろうとしたら壁に手をかけてない方で引き寄せられて、身動きが取れなくなった。
「ちょっと!離してよ」
「ねぇあのインキャとどういう関係なの?」
「ただのお友達だよ。私が誰と親しくしようと、しょーくんには関係ないでしょ?」
「関係ないことないだろ?咲桜は可愛いんだから、友達は選ばないと!幼馴染の俺が言うんだからさ…てかやっぱ咲桜いい匂いするわぁ!」
もがく私なんてそっちのけで、男の子3人はスマホを向けたり、しょーくんに至っては空いてる手で太腿を触ってくる。
「ちょっと!やだ!やめてよ!」
しょーくんの手がスカートの中に入ろうとした時、男の子に囲まれて見えないけど、その先で誰かが辞めるよう声をかけてくれた。
「あ?誰だよ」
私を囲んでた男の子達が振り向くと、隙間から鞄を持った順平君が立っているのが見えた。
「彼女嫌がってるだろ」
「は?なに?いちゃついてるだけなんだど」
「外野は黙ってろよ」
しょーくんの腕の力がさっきよりも弱まってる。
逃げるなら今。
私は、しょーくんの足を踏んで順平君のところに駆けた。
「行こう!」
「え…」
順平君の腕を取って走り出した。
逃げ際に、しょーくんに足を踏んだことは謝っておいた。
だって痛いもんね。
後ろでしょーくんが「逃がすかっ」って言ってるけど追いつけないよ。
だって私結構足だけは速いんだもん。
正門をでて曲がり角を何度か曲がると順平君が、待ったをかけた。
腕を離してうしろを見ると、彼は両膝に手をついて肩で呼吸をしていた。