第17話/身体検査
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「いたかった……」
僕の隣の席に座って開口一番咲桜はいう。
「看護師さんはね。痛くないよ、すぐ終わるよって言ったのにさ」
「うん」
「めちゃめちゃ痛くて…」
嘘つかれた。
と俯いて言う彼女。
垂れ下がった犬の耳があれば今一番似合うと思う。
「やっぱり帰りたい」
うるうるした目で僕に訴える咲桜に僕は一瞬ひるみそうになるのをぐっと耐える。
「検査頑張ったら咲桜の好きなハンバーグ食べに行こう。僕の奢りで」
「ほんと?」
「うん。だから頑張って。僕待ってるから」
「……じゃぁ…頭撫でて…」
「え…??」
ここで?
君の頭を?
いやいや。
人いっぱいいるから…。
知ってる人いるかもよ?!
あたふたする僕なんてお構いなしに咲桜は僕の手を自分の頭に乗せた。