いけない子
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僕には、恋人がいます。
出会いは映画館。
僕が見る映画には必ず彼女がいて、向こうから声をかけてきて、色々話をするうちに好きになってて……。
それで付き合えることになったんだ。
あ、勿論告白は僕から。
僕だって男だからね。
咲桜とは、学校が違うから会えるのは時間が合えば放課後と休日だけ。
夜はほぼ毎日電話をするんだ。
今も彼女から電話が掛かってきた。
僕はスマホに飛びついて、電話に出る。
『もしもし?順平君?』
可愛らしい声がスマホから聞こえた。
「もしもし。僕だよ」
『寂しくって電話しちゃった…いま大丈夫?』
「大丈夫だよ。今日は学校どうだったの?」
『授業中寝ないようにするのが大変だったよ……順平君は?』
「んーまあまあかな」
『そうなんだ。今日は怪我…してない?』
「大丈夫だよ。心配させてごめんね』
咲桜は僕が学校で嫌がらせを受けてるのを知っている。
『ううん。そんなことないよ…。でも怪我してなくて良かった……』
咲桜の声を聞くだけで僕の体は羽根みたいに軽くなる。
ドロドロした気持ちだとかも綺麗になる。
映画の話とかをしてると、咲桜の声がだんだん荒っぽくなって僕は「どうしたの?」って聞いた。
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