出張(with吉野順平)
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僕は今新幹線の座席に座っている。
僕の右隣には旅行雑誌を熟読し、時折ペンで丸をつけている咲桜。
どうして僕らが新幹線に乗っているのかというと、3日前に五条先生から僕の出張任務が言い渡されたからだ。
そして、それについてきたのが咲桜だ。
「ねぇねぇ!向こうって温泉が有名なんだって!浴衣着てお外の温泉巡る、外湯めぐりがいいんだって!あとね?温泉卵も自分で作れちゃうの」
旅行雑誌を見せながら楽しげに僕に話す咲桜は、これから任務があることを忘れてるみたい。
「うん。凄いね。でも、そういうのは任務が終わってからだよ」
「わかってるー。でも任務なんてすぐに終わるでしょ?」
「なんで?」
「だって順平君と私だもん!チョチョイのチョイだよ。早く終われば遊んできていいって五条先生言ってたし!だから秒で終わらせてあとの日数は遊ぶの!」
そう意気込む咲桜は、また旅行雑誌に目を落として、あーでもないこーでもないと予定を立てていく。
その姿がなんだか子供ぽくて、僕は自然と口角があがった。