会話と羨望(with虎杖悠仁+宿儺)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
咲桜が順平のお母さん、凪さんの命を救った。
順平が生き返っただけでも驚きなのに…。
「なぁ。どうやって凪さん生き返らせたの?」
咲桜と『凪さん退院祝いパーティー』の準備でケーキの生地を作ってる時に、気になって聞いてみたら、咲桜はキョトンとしてる。
それがなんかうさぎみたいで…。
順平が咲桜のこと可愛いって言ってたけど、なんかわかる気がする。
「えーっとね……」
「順平を治したのと同じ原理とか?」
「そう!…私、順平君の魂の形知ってるでしょ?」
「うん」
「で。順平君の魂の一部に、順平君のお母さんの魂の欠片があって───」
「慈愛の術式の応用だな」
頬から宿儺がいつもみたいに姿を現して話に加わってきた。
勝手に出てくんなよなぁ。
ケーキの生地をオーブンにセットした咲桜がくるっと俺の方に振り向く。
「あ。宿儺さんだ!」
「咲桜。元気そうだな」
「ええ。元気にしてますよ」
咲桜は宿儺と仲がいい。
というか宿儺も何故か咲桜と話すときは物腰が柔らかい気がする。
やっぱり前世の時のことがあるからか?
「宿儺って咲桜と話すときはなぁぁんか雰囲気違うよなぁ」
「あれ?そうなの?」
「小僧には関係ない…それで、慈愛の術式の応用をやってのけたのか」
ほら、やっぱり俺にはこんなんなだわ。
「そうなんです!上手くできるか不安もあったんですけど、書物を隅々まで読んで、できたんです」
「ほーう…」
ペラペラと話す咲桜と宿儺の会話に俺はついていけなくなって耳を傾けるだけになった。
1/2ページ