第7話/ハンカチ
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休日、ファンシーな雑貨屋さんのハンカチコーナーで、僕は悪戦苦闘していた。
鼻血を出して、咲桜のハンカチを駄目にしちゃったから、新しいものをプレゼントしようとやってきたのはいいものの。
ファンシーな物に囲まれたこの雑貨屋さんで、男客は僕一人、そしてもう1時間近くこの店に入り浸っている。
そろそろ決めないと周りの視線が痛い………。
さぁ落ち着け順平。
ハンカチ一つ選ぶだけじゃないか!
見たい映画を選ぶみたいに選べばいいんだ。
落ちついて咲桜に似合うハンカチを選ぶんだ。
そしてここから出よう!
気合を入れてハンカチとにらめっこしていると、横から声をかけられた。
顔を向けるとエプロンと名札をつけた小柄の女の人が立っていた。
やばい…。
出てけって言われるのかな。