第29話/人間の美徳【HAPPYEND√】
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順平君は人間の姿に戻って生き返ったけど、大事を取って1週間の療養に入った。
私はその間に入学手続きや、呪力のコントロールと、先祖代々の術の習得とか…。
色々忙しかった。
私の呪力は『人を愛すること』と密接に関わっている。
治っていたはずの頬の傷が、順平君に嫌いと言われた後にまた現れたのは、その呪力をコントロールできてきなかったから。
今は翡翠の勾玉を首に下げて、呪力も安定してるから、反転術式と呼ばれる呪術も思い通りに使える。
自分よりも、他人のに使うほうが効力があるみたいだけどね。
先祖代々の術は、とっても面白くてね?
和紙に筆で魔法陣みたいなのを書くの。
魔法陣にも種類があって、悪いのを祓うときのとか、防御するときのとか色々。
自分に特殊な能力があるのにビックリだよね。
先祖が呪術界の揉め事に嫌気がさして人間界で慎ましく生きるようになったから、知らなかったもの当然だよね。