第25話/声をかけれなかった【HAPPYEND√】
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僕は喉元まで彼女の名前がでかかってた。
だけど、今声をかけてどうする?
なんていう?
あの時の言ったあの言葉は嘘なんだ!
なんて言って信じてもらえるのか?
拒絶されたら?
そんな事を考えると急に怖くなって、彼女の方へ伸ばした手は空を掴んだ。
その後家に帰っても、僕は結局声をかけた方がよかったのか、かけなくてよかったのかで、頭の中がパンクしそうだった。
でも、もう終わったことだから、声をかけなくてよかったんだ。
と言い聞かせるしかない。
まじないのように…。
呪いのように──。